東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『東京自転車練習事情』

祝日といえども、月曜はゴミの日なので、朝は普通に起きる。といっても少し寝坊。ギリギリ、ごみ回収に間に合う次第。それから起きて、朝食は当たり前のようにカレー。そして、掃除機をかけ、布団を干し、洗濯機をまわし、それも干す。家事がひと段落してから、11時くらいに娘と外へ。自転車の練習をしにでかける。サンタが贈ってくれたクリスマスプレゼントである。かご付きをリクエストしたのだが、サンタさんがかごを忘れた、と娘は言う。在庫がなかったのだ、許してあげてほしい、サンタとかサンタらしき人とかを。

で、自転車練習。まだ幼稚園のころ、小さい自転車は練習していた。それは、廃校になった小学校が家の近くにあり、そこの校庭が開放されていてそこで練習をしたのだ、あいにくその廃校は今はなくなってしまっており、ない。そこで、少し歩いた場所に広い公園があったので、そこへ行ってみる。で、行ってみて気づいたのだけど、自転車を公園内で乗るのは禁止になっていた。娘と二人、茫然とする。それで、自転車の練習ができる場所を探しつつ、あてどなく徘徊する。公園は意外と(あたりまえなのかわからないのだけど)、自転車での進入禁止が多いか、それほど広くない公園ばかりだ。東京の子供たちは、いったいどこで自転車の練習をしているのだろう。そんなことを思いつつ、神田川沿いを歩いていると、前方から平べったい巨大なものが動いてくる。よく見ると亀だった。でかい亀。ご年配の男性が連れて散歩しているらしく、悠然と歩いている。「マンホールは避けてね」と男性は亀に呼びかけ、すると亀はきちんとマンホールを避けるので、それも驚く。娘は、亀がでかすぎてビビっていた。

で、亀を見つつ、いろいろ検討した結果、家の近くで道路工事をしている一角で車が入ってこない場所で練習することに決める。なんだか切ないような話だけれど、仕方がない。娘は以前に乗っていた記憶があるのか、多少ふらふらするものの、わりとそつなく乗れるようになった。僕は横で竹馬の練習をする。竹馬に乗るおっさんが、フラフラして自転車を漕いでいる娘を見ている。そのあと、地元の神社の境内で、娘の学校の友達がやっている移動カフェでハムサンドなどを購入。境内の日なたで地域猫がのんびりしていた。写メを撮ろうとするとじろりと睨むが、すぐにほおっておかれた。不思議なくらい暖かい。上着もいらないくらいだ。そういえば、今日は成人式だった。着物の人をちらほら見る。

家に帰り、ぼんやりしている時間も暖かくてほっとする。少し早めの夕ご飯を食べる。当たり前だがカレーだ。作る時は大量に作る。そんな精神だ。どんな精神だ。