祝日明けの平日。なんだか気持ちの切り替えがうまくいかない。ゴミ出しの前に掃除機をかけて、燃えるごみを整理。ごみを捨てに行こうと玄関を開けると、ネコが玄関に粗相をしていたので、シャワーで水洗いをする。それから仕事。
仕事自体が落ち着いてしまい、家で過ごす時間も多くなる。特に普段は22時過ぎに家に帰ってくることが当たり前だったけれど、21時前後に家にいるし、在宅の時は19時台でも家にいると、TVを観る機会も増える。普段の生活だと私の生活は『いろはに千鳥』と『ゴリパラ見聞録』と時々『水曜どうでしょう』の再放送を観て、たまにBSの『酒場放浪記』や『町中華でやろうぜ』をそれこそ酒のアテとばかりに観るという、およそキー局と縁遠い暮らしをしていたけれど、娘と一緒にテレビを観るなんてことがあるとゆるりとゴールデンタイムの番組を観たりする。
こういったご時世で「3月以前に収録したものです」という注釈をいれた番組か、再放送が増えてきたけれど、どう考えてもそろそろ収録のストックも尽きるはずで、春の特番など、ある程度、早目に収録していたもの以外は、再放送に切り替えていくしかないだろう。とはいえ、再放送の何が悪いのかと言えばそんなこともなく、面白いとされる放送回を流し、好きだったものを見返すことができる案外に受けるような気もする。youtubeなどの動画サイトに慣れてしまった今では、あらゆるものはデータ化されて、何度も再生可能で、面白かったものが共有されることが当たり前であり、実のところ、再放送が多いからと言って、それがテレビ局に甚大な何かを与えることはないだろうし、なんなら、こういったコンテンツの再利用はこの先も結構、続くだろうし、これを機にもっと多くなりそうな気もする。
久しぶりに観た「笑ってこらえて」は、もはや長寿番組としてカウントされる番組だろうけれど、バラエティ番組として、ことさらネタが強調されるわけでもないし、最近よくあるツッコミのあるナレーションで毒づくわけでもなく、たまたま出会った町ゆく人や、検索で引っかかった面白い人を深堀することが主で、もちろんそのセレクトが尺をもたせるものをチョイスする手腕が見事だとは思うけれど、実に19時～21時までのゆるやかな時間に相応しい、ゆるやかな内容だと思う。だからこそ、ネタは尽きることは（表面上は）ないし、ゴールデンに相応しい。不謹慎な憶測でいえば、きっと、どの年齢層でも、この番組を一番好きだという人はいないだろうけれど、それでもこの番組がゴールデンタイムで続けられるのは、その緩やかな内容ゆえだし、勝手なテレビ番組の、特にゴールデンタイムと呼ばれる時間帯の番組は、家族がわいわいと話をしながら「団欒」の添え物としておかれることができる番組であると思うので、いうならば、その穏やかさは、情報番組の「サザエさん」的な安定感があるような気がする。おそらくテレビはそれでいいのだと思う。もちろん、時間帯や、観てもらいたい年齢層ターゲットによるだろうけれど。
それとは、別に、昨日の「笑ってこらえて」の山口県にある博物館の学芸員の特集はとても良かった。一般の人を取り上げるだけで、恐ろしいほどの尺を、しかもスペシャルの中で取っていたけれど、それにふさわしい人柄で、娘と見ていて刺激を受けた。こういう人が学芸員として博物館を運営していることは素晴らしいなぁと思う。
それから、「水曜日のダウンタウン」を観たら、以前にあった企画を再放送していた。最近、この番組を観ていて思うのは、ネタによってはだけど、こっちの方が「ガキの使い」みたいに感じるときもあり、「ガキの使い」の方が、なんだか企画が穏やかなものになってきている。世界のゲームを遊びつくしたり、大食い企画みたいなものが増えてくるとは思わなかった。「第一回チキチキ～」というか、「～説」というかの違いはあれど、「水曜日のダウンタウン」に見える面白さの追求は、特定のターゲット層に絞ったバラエティだと思う。それから日々の恒例となった筋トレをしつつ、録画してあった「都市伝説」SPを観た。今回はネタもいろいろ面白いものばかりで楽しかった。そしてバッタ、怖いよ。ほんとなのかと怯えてしまうが、まぁ、信じるか信じないかはあなた次第、と言われてしまうわけで。
それはそれとして。今日は暑かった。日中はTシャツで十分。そういえば、暑くなると天気予報でいっていたような気がする。仕事が終わり、少しばかり息抜きもあり街を歩こうと思い、渋谷から代々木公園あたりへ。ベンチに腰掛けて少し休憩。陽が暮れかけて空がオレンジ色になってくるのが心地いい。が、陽が暮れてくると肌寒くなってくる。それから原宿駅まで歩くと、原宿駅舎がビルになっていることを知る。いつの間に。東京は日々目まぐるしく変わりすぎ。
夜。見上げると月が綺麗だ。だけど、風が吹くとまだまだ肌寒い。緊急事態宣言は延長されるという報道が流れる。どうなるのか。家に帰り、映画を一本。『ここは退屈迎えに来て』。なるほど。
もう4月も終わる。
