東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ブリッジ・オブ・スパイ』

tokyomoon2016-11-15

できる限り、短くても日記としての記載を試みようとなんとなく思う。


一昨日、娘と出かけた時に、中野付近で見上げた空に大きな月が出ていた。自宅のある雑司が谷まで戻ってきてから見上げると、月の位置が少し違う。当然だけど見上げる場所で見え方は異なる。もっといろんな場所で見上げてみたいなと思う。


で、どうやら昨日はスーパームーンと呼ばれる月が大きく見える日だったらしいけど、東京はあいにく雨。寒かった。


夜ごはんを食べながらローカル局で放送している『ゴリパラ見聞録』を観る。最近はこの番組に夢中。東京MXや千葉テレビ、神奈川テレビなどいろんな曜日で放送していて、おそらく週に3回くらいは観れる。で、どこも放送回がバラバラなので、結構最近の放送回のもあれば、ずいぶん昔のオンエアの再放送もある。基本的に1つの旅は前後編の二回にわけて放送するのだけど、前編を観て後編は見逃したり、後編しか見れないときもあるけれど、それはそれで楽しい。3人の関係性、立ち位置、やり取りが程よく、良い具合にグズグズした旅や酒宴の記録が楽しい。


スピルバーグブリッジ・オブ・スパイ』。
コーエン兄弟脚本。スパイモノだし、アメリカの弁護士とソ連のスパイの不思議な友情の物語とも見れるこの題材。スピルバーグとか、イーストウッドってこういう話を本当にきちんと物語として描く。クレジットで少しだけ最後に説明を出してるけど、ナレーションをいれないのも良い。日本の作品の場合の方が、人の感情とかに持っていっていろいろ喋らせたり、変に誇張された友情物語に替えてしまう。
「不安はあるか?」
「(不安になることは)役に立つか?」
というジョークを交えた会話が、数回繰り返されるだけで、2人の関係性は描かれるし、それで十分伝わる。面白いなぁ。


で、あと、この作品、年配の俳優さんがたくさんでるけど、その誰もが良い。みんな決して善良な役ではないけど、その曲者具合が良い。ソ連のスパイを演じた俳優の方の佇まい。あれだよなぁ。あれはすごいなぁ、勉強になる。