東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『気持ちのいい空/坂の街』

普段より少し早起き。6時前には起きる。嫁さんと娘も用事がありそのくらいに起きたので、家族でバタバタと慌ただしい朝。

 

仕事の用事で少しばかり見晴らしのいいところへ。根が単純なのか、もっといえば馬鹿だからなのか、高いところが好きだ。もちろん怖いという気持ちはあるけれど、自分の力だけでは本来ならば登れない高さの場所へ行くことができて、そこからの風景を眺めることができるのは気持ちがいい。というか単純に普段は観ることができない視界を得ることができるから楽しい。そのうえ、今日はなんだか空も晴れて、雲が大きく夏らしい空。気分爽快。想像よりも高いところから東京の街を見下ろすことができた。広いなぁ。広い。

 

それから車で移動。車中から見る空も見晴らしが良かった。今日はどこへ行っても雲が大きくて心地いい。日中になりどんどん気温があがっていく。だけど、心地いい暑さ。夕方、仕事で六本木一丁目付近へ。思いのほか仕事が長引いて、事務所には戻らず六本木一丁目付近で少し仕事。一息ついて、六本木通りを歩くとほんと風が心地いい。それで赤坂方面に向かって歩こうと思い、路上の案内図をみて、氷川神社が近くにあることがわかったのでそこへ向かってみる。細い路地に入ると、あっという間に静かな住宅街。南部坂と呼ばれる坂を上る。そこそこ急な坂。六本木一丁目付近は結構低い位置にあり、六本木方面へ行くにしても赤坂方面へ行くにしても坂を上るような形になるのだなぁと気づく。国会議事堂方面へ行くにしても溜池の交差点ぐらいから坂を上ることになる。つまり溜池と呼ばれる付近がちょうど底地なのだ。だから水が溜まったのだろう。上りきってさらに少しだけ六本木方面へ向かうと木々で覆われたような氷川神社がある。日が暮れているからだけど街灯も少なく、こんな都心なのに怖い雰囲気さえ漂う。とはいえ、それでもまだ街灯がある。これが江戸時代やもっと前の時代ならばおそらく本当に真っ暗闇だったのだろう。氷川神社を過ぎて、TBSなどがある通りにまで出る。赤坂から青山一丁目方面へ抜けるところも結構な坂がある。てっきり僕はそのあたりの坂があることから『赤坂』と呼ばれたのかと思ったのだけど、六本木一丁目付近から赤坂方面へも結構な坂を上っていく形になり、この近辺はどこもかしこも坂がある。僕は赤坂の繁華街を通り過ぎ、赤坂見附から麹町方面へ向かった。そこもまた結構な坂を上ることになる。東京は面白いほどでこぼこしている。東京の地図はよく見るのだけど、高低差を示す地図があったらそれも見てみたい。紀尾井町のあたりを歩くと文藝春秋社があった。こんなところにあるとは知らなかったと思いつつ、麹町駅までたどり着き、さすがに疲れたのでそこから電車に乗った。

 

夜になっても風が通ると心地いい。つまり、少しずつ秋の気配。