東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『久しぶりにゆっくりとしつつ』

24日(月)。久しぶりにゆっくりできる一日。とはいいながら、娘に普段通り起こされて、朝ごはんを食べる。正直いえば、眠りたかったが、そうも言えず。起きたら起きたで、ごみを捨てたり、布団を干したりと、出来ることは出来る。

昼前に家族で出かける。渋谷から明治通りを歩いてカフェで昼食を食べる。その後、娘の習い事があったので、嫁と娘は習い事へ。僕は白根記念渋谷区郷土博物館というのが近くにあったので、そこへ行く。渋谷駅の周辺や恵比寿へ向かう明治通りは華やかだし賑やかだけど、恵比寿方面へ歩いた先を少し路地に入ると、神社があり少しばかり落ち着いた雰囲気になる。それで坂を上った先に、国学院大学がある。こんな土地に大学があるってすごいなぁと思う。祝日なので人気はない。その少し先に、白根記念渋谷区郷土博物館があった。『渋谷の東京オリンピック丹下健三』という展示をやっている。さらりと眺める。大河ドラマ『いだてん』でオリンピック施設を作る経緯を観ていたこともあり、代々木競技場体育館の設計に関して知ることができるのは興味深い。それにしても19か月ほどで完成させたというのは驚きのスピードなのではないか。で、オリンピック施設だった土地は、その後、代々木公園へと変わっていっていることもまた、かつての地図と見比べるとわかる。博物館を出て、フラフラと歩く。やけに高級な家々を眺めつつ、静かな住宅街だけど、考えてみれば、六本木と渋谷の間であるわけで、そりゃあ土地代もいよいよとんでもないことになるのだろう。にしても、そこもかつてはなんでもない土地だった。そこがなぜにそういった意味での価値ができたのか。こればかりはなんともいえない。で、適当に歩いていると六本木通りにあたり、あっという間に賑やかな場所へ。

その後、新宿御苑へ。芝生はまだ色あせた状態だったけど、陽射しが当たっている場所は訪れている人も多く、みんなのんびりしている。コロナで騒がれてはいるけれど、僕も芝生に敷物を敷いて、寝そべり本を読む。陽射しは強い。眩しいほど。風は少しばかり冷たいけれど、とても心地いい。本を読んでいるといつの間にか少し寝てしまっていた。気が付いたら、閉園目前。さすがに少し肌寒かった。でも、もう、春ですね、すっかり。今年は本当に暖かかった。というか、良いのかな、これで冬が終わりで。もう少し寒くないとまずいような気もする。

夜。再び娘たちと待ち合わせをして、夜ご飯を食べる。ベトナム風の創作料理のお店。辛いラーメンを食べる。もちもちとして歯ごたえのある麺。そしてじわじわ来る辛味。が、癖になる味。お通しがポップコーンで、それもおいしかった。ポップコーンにならずに実のままのコーンのつぶを、箸で取れるか娘と競う。最初は僕の圧勝だったけど、次第に娘が勘をつかんでいき、10粒取るのも、早くなってきた。というか、娘、負けず嫌い。負けると「もう一回」と言ってくる。熱戦熱戦。

そんなこんなで、穏やかな祝日を過ごした。