東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『誰にも知られず死ぬ朝』

23日(日)。昨日が終電での帰宅だったけど、この日は仕事があり、いつも通り起床。さすがに眠い。高田馬場へ行く用事があったので、電車で行くのも乗換が微妙だったので歩いて出かける。快晴なので気持ちが良い。それで少し元気が出る。高田馬場から久しぶりに西武新宿線に乗る。仕事を一つ終えてから一度、帰宅。掃除、洗濯、布団干し、トイレや台所、浴室などもきれいに掃除。掃除は気分転換になるので個人的には息抜きの気分になる。それに良い天気だと布団を干すのも清々しい。

それから、少しばかり読書をしつつ、昼寝。陽射しが眩しくて気持ちが良い。で、夕方に目覚めて、仕事で与野本町へ。さいたま芸術劇場でやっている劇団た組「誰にも知られず死ぬ朝」を仕事のご縁もあり観劇。

すっきりとそしてきれいな舞台装置、ドアノブやラジコンなどの小道具の使い方、対話の際に間が空かないように台詞を言い合うことで生まれる流れるようなテンポ、どれをとっても刺激を受けるし、何より、痛々しくほどの純愛。『死んでも甦る』という設定が物語の軸ではあるのだけれど、それが物語を展開させるわけではなく、淡々と時間が過ぎていくことを舞台上で丁寧に描く。幼いころ、死ぬことが怖いって思い、夜、布団に潜り込んで泣きそうになったことを、改めて思い出すような、そんな痛さ、怖さがある。それにしても、劇団た組の公演は、2度目の観劇なのだけど、演劇の持つ可能性、表現の自由さを教えてくれる。とても豊かで、刺激を受ける演劇体験。ほんと、こういう作品に触れることができることは幸いです。

そんなこんなで刺激を受けつつ、埼京線で帰宅。良い夜。