東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『静かな連休』

世間が3連休ではありつつ、仕事をしていると実感はない。車を走らせる仕事が多いのだけど、連休の土日、朝晩共に車は少ない印象。

 

夜帯の自粛の呼びかけである緊急事態宣言だけど、それでもやはり全体的に空気感がピリッとしている印象はある。外に出る事さえ憚れるのはちょっと違う気がするのだけど。やることはこれまでと変わらず、こまめな手洗いとかそういったことと、健康的に運動したり、睡眠とったり、ということだとは思うのだけど。

 

飲食店にでるという1日6万円、月で180万円の補償というのもなんだかざっくりした印象だし、それはまったく補償に足る金額ではないと思う。それ以外の補償がどれほど出るのか、それとも出ないのかよくわからないけれど、“呼びかけ”という感じしかないからなぁ。

 

仕事終わり、なんとなくと思い、職場から渋谷まで歩いてみる。連休中日の夜とは思えない人がいない。店も22時台でほとんど閉まっている。

 

なんだか、ここ最近、あまり休めてないのだけれども、ズシっとした映画が観たい気分になっている。で、家にあったテオ・アンゲロプロスの『シテール島への船出』を久しぶりに観る。画のようなカット。寒そうだなぁ。とても寒そうな世界だ。それがぐっとくる。美しいいとしか言えない。俳優を追いかけるカメラも、じっと動かないカメラも、そこに作り手の意志を感じる。思わず画面を写真で撮ってしまう。

 

風が冷たいと一層寒さが身に染みる。