東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『同じ方向を見上げる人たち』

22日。朝、仕事を終えてから少し時間ができたので、新宿御苑へ。陽が出てて気持ちいいので、本を読みながらゴロゴロしていると、見知らぬご年配の男性が近寄ってくる。気さくに話しかけられた。中国からいらしてて、もう長年日本で暮らしている様子。一方的にいろいろと話を続けて、「じゃ」と去る。去り際「これどうぞ」と、海老せんのようなものをくれる。すでに開けてあったけれど、まぁ、いいかとバクバクと食べる。

やけに新宿御苑、人が増えてくる。皆、一様にカメラなどを持っている。そろそろ出ようかという矢先、空をジェット機が飛ぶ。ああ、なるほど、パラリンピック関連。驚くほど多くの人がいたが、みんなが一斉に同じ空を見上げるのはなんだかそれはそれで不思議な光景だった。

夕方、仕事。蒸し暑さがスゴイ。仕事を終えてから、家族で御飯。そんなにお腹が空いてなかったので、回転すしを食べる。お腹いっぱい。帰り。空は良い具合の満月。

家に帰り、テレビを点けると、娘も一緒に見たがる。22時過ぎ、さすがに娘もそろそろ母親に怒られると思ったか、寝室へ。少し筋トレしつつ、ぼんやり。

23日。朝から仕事。渋谷あたり、渋滞。緊急事態宣言とは。今日も引き続き、暑い。朝の仕事を終えてから、午後に別の現場。とある世界は、その世界の空気感がある。そこが自分のいる場所と思えれば居心地もいいのかもしれないが、実のところそこまで別世界ではなく、わりと現実と地続き。それでもメディアという境界が出来ることで、そこに不思議な線引きが生じる。

雨上がり決死隊の解散に関して、実際配信された番組を見れなかったが、そのダイジェストを見ると、2人の関係性の変化というものが不可逆なところまでいってしまったのかなと思う。ダウンタウンの松本さんが、コンビの関係性について語った言葉。目の前のお客、テレビの向こうの方を笑わせるということも大事だけど、隣にいる相方を笑わせるというも自分には大事という言葉がとても興味深い。いつからか、宮迫さんが、蛍原さんのことをそういう風に見なくなってしまったのでは、と。友人とも、ビジネス的な関係とも異なるコンビの関係性。とある方が、蛍原さんは面白くない、というようは発言をされたという。芸人単体としての資質としては一面正しいかもしれない。が、テレビという媒体は、面白さだけで成立するものではない。ほどよく中間点にいて、つかず離れずに支持される方の存在も必要だと思う。ジャルジャルのようなネタが面白くても、個性が強固な方が、「めちゃイケ」などで登場してもなかなかテレビに馴染めず、youtubeチャンネルでネタを狂気的に配信し続けることで支持を得たが、ジャルジャルのお二人の立ち位置は、蛍原さんのそれと明らかに異なる。結果論でしか見る事はできないが、適材適所。テレビマンはそれを見抜く、人もいる。

現場仕事を終えて、もう少し仕事をしたいものも、20時を過ぎると喫茶店も空いてない。仕方がないので、近場のコンビニ前で車中で仕事。なんやかんや落ち着く。

帰宅して、筋トレ。驚くほど枝豆が家にあり、それを食べつつビールを一缶。風呂上りはようやく蒸し暑さも落ち着く。