東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『暑い夏の日曜日』

朝、なんやかんやいつもの時間に目が覚める。掃除機をかけたり、シャワーを浴びる。それから娘の中学校へ向かう。

野球部の人たちが校庭で練習をしている。元気だなと思う。そういえば、自分も中学の時は野球部だった。びしょびしょに汗をかきながら、走ったりボールを追いかけていた。下手くそだったけど、それは関係なかった。

体育館に入ると、保護者のひとたちなどたくさんいる。演劇部の顧問の人が開演前にアナウンスをする。「えー、上演時間は2時間です」。長い。てっきり30分くらいの発表会かと思っていたので油断した。とりあえず上演開始。50分ほどで、一つの作品が終了。で10分休憩。それからもう一作品上演。そちらも50分ほど。通しで2時間じゃなくて良かった。中学生たちはまだ技術的なものはそれはそれだけれども、まぁ、それはこれから頑張ればいいわけだし。とはいえ、勘が良いというか、なんとなく目を引く子はいて、後から娘に聞くと、そういう子は別でお芝居をやっている子だったりする。なるほど。

ひとまず観劇を終えて、僕は新宿へ移動。仕事もしつつ、久しぶりに御苑へ。敷物をしき、ゴロゴロとする。夏目漱石の「こころ」を読んだり、漫画を読んだり。

漫画「ガンニバル」をコツコツ買い続け、ようやく読み終えた。話題作だと思うのだけど、意外と、本屋に置いておらず、9巻だけが見つからず悪戦苦闘していた。先日、出張先の本屋で「まぁ、無いだろう」と思って探したら棚に置いてあり、震えつつ購入した。

序盤の、閉鎖された村の昏さから、どんどんと過激な展開になりつつあるものの、全編ハラハラしつつ、読み応えあり。勝手な想像で、後藤家という名前だが、あれはつまるとこと「GOD」からきているのではないだろうか。それでいうと、「ゴドーを待ちながら」の「ゴドー」もまた、その言葉を文字っているのではないかと想像できるが、中心に置かれる人たちの一族の苗字として、どのような名前が相応しいかを考えたときに、「後藤」という言葉に隠された意味もあるのではないかと勝手に想像する。

当たり前だが、外は暑い。だけど、それはそれで心地よく、半裸で汗だくになりつつ、陽に当たることの心地よさもある。そして、陽が暮れてくると、風もでてきて、心地良い。

御苑をでてから、また仕事をするため、カフェへ。いろいろ作業をして、帰宅。穏やかな日曜。