東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『揺れた夜』

16日。朝、仕事で家を出るとき、30代ぐらいの男性が子供を二人連れて歩いていた。二人の子供は姉と弟でどちらも幼稚園とかその前後で、どこの公園に行くかで何やら揉めていた。父親が、どーするこーすると言っているのだけど、それが関西方面の訛りがあり、なんだか心地いい。で、子供達も同じように訛りがあり、3者ともいろいろと方言で主張しているのがなんだか楽しかった。「じゃんけんしい」「ほならじゃんけんな」みたいなやりとり。

 

事務作業、諸々。報告いくつか。1件、まぁ、そうだろうなぁという結論に至る。どうしようもない。他、いくつか、仕事、そして、確認事。次々とやってくるメールを、どんどん捌いていく。が、それでもなおかつメールがくるので、まったく減らない。そして、LINEも来る。あちこち。

 

ようやく一息ついて、夕方、打合せがあり浜松町へ。打合せ終わり、少し竹芝の方へ。海沿いは心地いい。豊洲の方にほぼ満月の月が見える。日中は暖かいのだけど、夜になると冷えるし、海沿いだからか風がやけに強い。

 

今まで意識してなかったのだけど、竹芝駅のすぐそばに船のターミナルがある。大島や三宅島など7つの離島へ行く便。覗いてみると、待合室には結構な人がいる。全員が島民というわけではないから、観光で行く人もいるのかもしれないけれど、結構な人数がいる。夜22時から出発する便は翌朝に島に着くようになっているらしい。楽しいだろうな、船の旅行。いつか落ち着いたら行ってみたい。竹芝や日の出あたりは人も少なく、のんびりできて良い。

 

家に帰り、筋トレをしつつ、ぼんやりとテレビを観る。「あちこちオードリー」。ぼーっとしていたら、家が揺れる。近くにいた猫たちも異変に気付き、キョロキョロしている。思ったよりも長く揺れは続き、二階へ。嫁は起きていたが、娘はぐっすり寝ていた。何か物が落ちるようなことはなかったけれど、本やCDがもう少しで落ちそうな感じだった。変な横揺れが続きちょっと気持ちが悪い。テレビのテロップが地震のことだらけ。宮城や福島沖が震源。深度6の地域があるとのこと。それで、また揺れがある。NHKにチャンネルを変える。東京の震度は3だったとのこと。そんなものだったのか。もっと強かったと思った。震度6の地域はきっととても揺れたのだろう。テレビでは、仙台の状況などを中継してくれている。「津波の到達予想時刻です」といったアナウンスを仕切りと繰り返す。見ていたらいつの間にか寝落ちしてしまう。寒さで目覚めると4時近く。テレビは点けっぱなしだったけれど、まだ地震津波についての報道をやっていた。頭が働かなかったので、テレビを消して布団へ行く。