東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『43歳/65歳/71歳/80歳/90歳』

少しずつ暑くなるという予報。風がやけに強い。まるで台風でもくるんじゃないかというくらいの風。気持ちが良い。

仕事は、事務作業諸々。少し落ち着くと、次の仕事が図ったかのように来る。忙しいのは幸いながら、どこかで誰かがこちらの様子を見て、小出しで仕事を提供しているんじゃないかと勘繰りたくなるタイミング。

と、ネットで、小田嶋隆さんがお亡くなりになったニュースを知る。まだ若かったのではないか。確か入院されていたとTwitterで書いていたような。それで、観なければいいのつい、Twitterでご本人のアカウントを見てしまった。数日前まで更新がある。ご自身が出された小説に関することを呟いている。

TwitterのようなSNSは、まさかその人が死んでしまっているなんて少しも感じさせない。それがやけに残酷な気にさせる。青山真治監督の訃報の際も、ついTwitterを観てしまい、ご自身のつぶやきが減って、最後の方はリツイートが多かったことが印象的だったけれど、それでも、よもやその方がもうこの世に存在しないとは思えない。

そうかと思うと、田原総一朗さんがご自身のブログで、近い将来120歳まで寿命が延びるのではないか、80歳を過ぎた自分ももっといろいろやっていきたい、と、とても元気なことを書かれている。

現在、43歳、ようやく厄年が明けた自分は、果たして人生のどのあたりなのかよくわからないけれど、幸いなことに、まだ身体の不調は今のところ感じられない。過信するわけではないけれども。それでも、71歳という年齢が、ある分岐だと思っている。小田嶋隆さんは65歳でお亡くなりになられたという。その横で80歳を超えた田原総一朗さんの文章はいつも熱がこもっている。父が突然この世を去ったのは71歳だった。少なからず、人生の折り返しにはきているだろう僕もまた、この先どうなるのか。

そんなことを諸々考えていると、音楽家ジョン・ウイリアムズさんがぼちぼち引退を検討しているというニュースが流れてきた。本当に作られているかよくわからないけれど、『インディジョーンズ5』で、引退するのだとか。それはそれで淋しいものだなとおもったら、年齢を観てびっくりした。ジョン・ウイリアムズ、90歳だった。物作りをされている方々の精力的な活動は、年齢を感じさせないな。よくよく調べたら田原総一朗さんも88歳らしい。元気過ぎるよ。素晴らしいことだ。

そんなことを思いつつ。