東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『晴れた空、授与される人たち』

仕事関係で、とある高校の卒業式に参加。風は冷たいものの、快晴。空は青い。2年振りに保護者もいれた卒業式なのだという。確かに卒業生、在校生、そして保護者の方もたくさんいる。学校の決まり事なのか、卒業証書授与の他に、やたらと功労賞みたいな賞を授与していた。その都度、とてもきちんと行進して、ステージの上に移動し、授与されている。きっとたくさん練習したのだろうなぁと思う。

卒業生の言葉も、やけに丁寧に書かれた文章が、巻物のように紙に書かれてあり、それをつらつらと読んでいた。わりと厳かな雰囲気で進んでいたのだけど、最後の最後に、生徒全員に卒業証書を渡していくときは、それまでの堅苦しい雰囲気と違い、クラスの担任の先生が会話をしながら生徒たちに卒業証書を渡していて、その雰囲気が良かった。3年前はコロナがまだまだ大変だった時期で、入学後すぐに自宅学習中心になってしまい、なかなか学校行事もできなかったとのこと。うちの娘もそうだけど、そういう、本来はとても濃い時期を過ごす多感な時期に、制約が多いことは、可哀そうだなと思うけれど、そういった中でも、子どもたちは、楽しさを見つけて、自分なりに、日々を過ごしているのだろと思う。

終ったあと、卒業証書を持って晴れやかな表情をしている学生たちはとても良かった。

それから仕事へ戻り、諸々。夕方、出先で打合せ。ディスカッションはそれだけで刺激を受けるけれど、調整役のような立場の僕は、なかなか考えることに集中できない。

仕事が終わって、車で帰宅。途中、コンビニで買い物。レジで「ご一緒に○○はいかがですか」とお店のイチオシ商品を勧められる。そういうのが苦手なので、丁重にご遠慮させてもらうが、その店員さんは、とても真面目で、次々とお客さんに勧めていく。一生懸命な店員さんだなと思う。

夜はやや肌寒い。