東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『すべての若者たちへ。』

朝、目覚めると、8時を過ぎており、普段よりはゆっくり寝てしまっていた。とはいえ、毎日暑いので、わりと目が覚めるのは早い。今年も、家にいるときは、基本はクーラーをつけないで、扇風機だけだからかもしれない。まぁ、もちろん暑いけれど、なんとかなるのと、空調が苦手なのもある。

朝ごはんを食べてから、掃除をして、台所やトイレ、玄関の掃除をして、庭の草木に水やり。それから少しだけ仕事で出かける。思ったよりも仕事が早く終ったので、新宿御苑に行き、敷物を引いて小説を読む。久しぶりに中上健次さんの「岬」を読む。やはりグッと引き込まれる。陽射しに当たりながら汗だくで読む。

読みながら、なんだかうつらうつらして、眠っては汗だくで目覚めて、また、読んで、そして、また眠る、みたいな、穏やかでのんびりとした昼を過ごす。当然、暑いのだけど、それはそれで芝生の上にいるとなんとかなる。あと、まぁ、陽射しに当たって日焼けをしたいとおもっていたので、汗だくは自業自得。

1リットルの麦茶をぐびぐび飲む。気が付くと、ホットの麦茶みたいに熱くなっている。

夕方、新宿御苑を出て、テアトル新宿へ。「ドキュメント・サニーデイサービス」を観る。ドラムの丸山さんの急逝、新しいドラムの大工原さんの加入。新しいバンド体制になったツアーに密着しようと動き出したドキュメンタリーが、コロナによりツアーの延期になってしまい、ライブができなくなったことから、デビュー時代からを振り返るドキュメンタリーになり、そして、2020年の12月のコロナ禍でのライブ再開へとつながるドキュメンタリー。結成時の話など初めて聞くエピソードや、立教大学在学時の映像などもあり、とても貴重だと思いつつ、最初の解散時の理由についてなど、おそらくこのドキュメンタリーでも語られてない話もあるのだろうと感じつつ、もちろん、そこには語れる話と語れない話があり、それはしかし、それとして、今、アルバムが作られて、ライブをされていること、サニーデイサービスが活動していること、そして歌を聴けることが全てで、それで良しとすればいいことで、とても素晴らしい音を浴びるように聴けた充実の140分だった。大学時代、先輩に教えてもらい、それ以来、ずっと聴いてきたサニーデイサービス。改めて、聴きたくなった。あと、カレーとラーメンが食べたくなり、映画館を出てから、ひとまずラーメン屋に入った。

まだまだ蒸し暑い夜。夏はまだ終わらない。日焼けした顔がヒリヒリする。