東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『満月の夜』

朝、8時半過ぎに起きてのろのろと動き出す。やや曇りがちだったけれど、洗濯物を洗ったり、少し掃除機をかけたり。それから近所の喫茶店へ。午前中はのんびりしようとおもったのだけど、やらなければならない仕事がどんどん出てきて、結局、仕事ばかりをしていた。

昼過ぎになってから、娘の学校へ。入っている演劇部の発表があるというので、観に行く。なんやかんや全校生徒が見る中での上演で、体育館はたくさんの人がいた。最後列で観ていたので、誰が誰かはわからなかったけど、中学生らしい演目。自分が大学生の頃、そうだったか覚えてないけれど、中学生や高校生たちは、なぜ、あれほど、駆け足で台詞を言おうとするのだろう。それがどうも気になる。もっと普段の口調で言えばいいのにと思う。あと、一人、男の子の演者さんが、なぜか、その子がしゃべると会場から笑いが出る。確かに役どころ的にも、狂言回しっぽい立ち回りの役なのだけど、そこまで一つ一つのお芝居で笑いが生じるものではないとは思いつつ、普段から学校の人気者なのか、なぜかその子がしゃべるだけで盛り上がる。まぁ、でも、そういうものなのかなぁと思ったり。あと、台詞の中で「好きな女性のタイプは森光子さん」という台詞でも笑いが出ていたのだけど、今の中学生たち、森光子さん、知っているのかな。

観劇を終えて、学校を出て、職場へ。それから事務作業など。事務所でしか出来ない請求業務などいろいろ。なんやかんやと月末。忙しないものの、通常業務は平日ほどではないので、やや余裕があり、若い社員と少し話す。それぞれ考え方いろいろ。こういう意見もきちんと吸い上げていかないとならないのだろうと思う。

仕事を終えて、帰路。スマホで、あだち充さんの「MIX」を読んでいる。「タッチ」の続編のような構造で、かつての登場人物が30年の年を経て登場する。ボクシング部の原田が48歳であると語られるが、リアルタイムで自分たちと同じくらいの年齢で、彼らが、10代の若い主人公たちを見守る側に立っている。自分もまた、すでにそういう立ち位置なわけで、見守らねばならない世代なのだとしみじみ思う。そこまで大人になれているとも思わないものの。

見上げると月が綺麗。なぜかカップ焼きそばが食べたくなり、つい大盛を購入してしまい、お腹いっぱいで苦しむ。もはや若くはない。