東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『関心領域』

朝7時起床。ゴミ出しをして、朝食を食べる。東京都都知事選の候補者をまとめた選挙公報が届いて、それを少し見ているが、冗談としか思えない候補者たちがいる。立花某の流れで立候補している面々の意見が書かれている枠に、必ず、その立花某がおり、それもまた何なのだろうと思う。とはいえ、立候補は権利だし、それ自体は構わない。こういう選挙だし、こういう時期だからこそ、ちゃんと候補者の意見を読みつつ、投票したいと思う。

今日は仕事は休み。新宿の映画館で上映されている「関心領域」を観に行く。朝9時前。さすがに人はまばら。ちらっと予告編を見て、そのワンカットごとの画に心惹かれて、できるだけ知識をいれずに観に行く。すべてではないけれど、特に部屋の中の画が不思議なカット割り。なんというのだろう、監視カメラを覗いているような感じになる。特別な場所の、特別な時代に、何も起きないことを描くこと。劇中に聞こえてくる音などにしっかり痕跡を残しつつ。その作り方。

後から、ネットにあるインタビュー記事を少し見ると、いくつかのシーンで、スタッフを置かずに無人のカメラを設置したマルチカメラシステムという手法を撮っていたのだという。動きを決めて、俳優たちを、その空間の中で、スタッフを気にせずに動かす。そのカメラを編集することで生じるあの奇妙なのぞき見しているような画がうまれる。

映画を観終わってから、新宿御苑へ。敷物を敷いて、ぼんやり本を読む。で、いつの間にか眠ってしまう。晴れ間の出ていた昼過ぎ。汗だくで、びしょびしょになる夢を見る。で、汗だくで目覚める。夢よりはましだけど、汗をかいていた。でもぐっすり眠れて気持ちがいい。夕方手前、雲が出てきて、過ごしやすくなる。教えてもらって購入した柚木麻子さんの「BUTTER」という小説を読み始める。が、やらねばならぬ仕事がちらほら出てきて、パソコンを開いたり。自主的に休みにしてみても、平日は平日。やらねばならぬことは出てくる。

閉園間際、御苑を出て、新宿三丁目の駅前の吉野家へ。牛さば定食に惹かれて久しぶりに吉野家へ。新しい店舗で、タッチパネル式で注文、定食を頼むとご飯のおかわりもできる。すっかり吉野家も変わった。

お腹を満たしてから、早稲田へ移動し、喫茶店へ。小説を読もうと思ったけれど、やはり仕事が終わらず、結局、ずっとメールをしている。平日に振休を使ってみても結局、こんなもんだろう。なんとも言えないが仕方がない。

21時、お店を出て、買い物をしてから散歩をしつつ。早稲田、高田馬場界隈はいろいろなお店があって楽しい。外も程よく涼しくて、心地いい。

帰宅して、筋トレしつつ、また、古畑任三郎を二話ほど観る。