東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

千鳥日記『春めいた日』

■ 今日の関東は晴天。日中は仕事場にこもりっきりなので、実際のところどうなのかわからないんだけど、気温が17度くらいまであがるそうな。これは4月上旬の気温らしい。暖かくなればいい。もう冬はお腹いっぱいだ。

■ 関係ありそうであんまり直接は関係がない出来事に関して、今日の日中、一方のボスの記者会見があった。この問題は本当によくわからない。いろんなことに首をつっこみたがる性分だけれども、経済ってやつはどうものめりこめない。だけど奈良に行ったときにこの件に関してYしゃんからいろいろ教えてもらって、それがとても勉強になり、少し興味を持つことができたので、今日はニュースを見ていた。ただ、ニュースで流れるのはいわゆる事実だけで、なんていうか僕にはYしゃんが言った問題提起の方がとても大事に思われたのだけれどもそのことに触れている記事や報道は一切見ない。ただのドタバタの顛末をまつりごとみたいに報道しているような気がする。この国は重要な本質を軽視し、ドタバタ劇にしたてあげることしかしなくなっている。それにしても日本型資本主義。大企業中心の経済。中小企業が潰れていったり統合したりして、いろんな職業が『強い大手』の一人勝ちになるような潮流。革命的なことばかりをヨシとする気はないけれど、新しい動きを完全に拒絶するような大手企業の態度。政府ですらこの辺の対策が後手後手。そして長いものにまかれている。そして今の時間は『笑っていいとも』。このギャップ。テレビはたまにおかしい。バラエティと報道が混濁して、平等に流れる。もはや情報に優劣はない。情報が価値を持った時代は終わり、数だけがべらぼうにふえて溢れかえっている。情報に麻痺しているような気分だ。で、世間は花粉の飛ぶ量がべらぼうときた。鼻水がでる。

■ そういえば日曜日に4月の公演のチラシをおいてもらう為に、久しぶりに1年間通った演劇学校へ行った。周りの町並みが変わっていた。僕がバイトしていたミニストップが潰れたのはかなり昔だったが、その原因はおそらくすぐ近くにセブンイレブンができたからで、完全にセブンイレブンに客を取られてしまったから。そのセブンイレブンもなくなっていた。撤退なのか潰れたのかは分からないけれど、何かあったのだろう。店の客足なんていろいろなことで変わるし。それにしても潰れていたとは。

■ その学校の校長先生にあたる人とばったりあった。有難いことに僕を覚えていてくれていた。ちょっとだけ話すとてもおっとりした方で、いい人だ。。すこし老けた感じがした。けれどももっている雰囲気は全然変わっていない。

■ この学校に夢を持って入った人たちはどれほどいるのだろう。僕と一緒に学んでいた人たちも50人ほどいた。今でも芝居をやっているのは何人くらいなのだろうか。芝居をやっているといってもそれで食えているという人などおそらく皆無。詳しくは知らないけれども。それでもここに通ったおかげで得ることができたたものはあったと思っている。

■ 昨日は稽古がなかった。夜に台本を書く。パソコンが壊れているので手書き。手で台本を書くのは本当に久しぶりだ。しかしやはりもうパソコンの方が楽だ。僕は書きながら修正を加えていく書き方をする、つまり書いているうちに変更がでてきたら前半をどんどん書き直すので、パソコンの方が直しが楽、その上きれいだ。それにやはりパソコンの方が手書きより今は書くのが早い。台本は話し言葉がメインなのでしゃべる速度により近づけて書ける方が僕にはなんだかイイ気がする。おまけに字も汚いし。深夜2時半頃に書き終える。やはり後半、字が汚い。見えづらいけど我慢してもらうことにする。しかし汚ぇ字だなぁ。我ながら情けない。