東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

東京の果て『稽古も終盤』

■ この2日間でいろいろ考えたのは、集団のリーダーというもののこと。やはり僕はまだまだリーダーとして足らない部分がいっぱいあるのだなぁと実感した。きっとこれは今後の大事な反省材料だ。まぁとにかく今は目の前の作品をいいものにするためにかんばらなくてはならない。


■ 稽古のことを少々。バンド演奏と映像と一緒に舞台上でパフォーマンスをするシーンは、やることが決まったので、それをきちんとやれるように立ち位置を決める。その後、冨江君に登場してもらい、舞台上で動いてもらうのだけど、動線の作り方が思いつかない。というのもどういう風に動いても途中で動きにくい状況になってしまうからで、ならばいっそそのまま動きにくい感じでやってもらおうと思った。最後だけある程度動きを決める。あとは、実際に生で演奏してもらい、スクリーンに映像が映り、照明が加わることでどう見えてくるかだ。つまり小屋入りしてみてからじゃないと判断できません。


■ ある場面の稽古で、役者さんが台詞を忘れて、もう一人の役者さんが出ハケを間違えたことがあった。で、途端に話が進むテンポが崩れてしまった。ミスは仕方がない。どんなに稽古をしても、実際舞台で何が起きるかは想像もつかない。ミスが起きても、それを気にしないでいつものテンポに戻すことが大事になってくる。練習をやっていく中で、これがベストだという演技をみんななんどもしている。きちんとやれているわけだから、できないわけではない。その芝居を忘れちゃったり、ちょっとした台詞忘れや演技の変化で崩れてしまうのは本当にもったいない。


■ 明日は14日。つまり稽古最終日。バンドとの最後の合同稽古で締めくくり。実はまだ一度もきちんと通せてない。これはかなり怖い。明日の合同稽古できちんと通してやれるとは思うけど、いろいろ不安なところも多い。構成とかではけとか。結構把握しとかないとこんがらがってきちゃうと思うし。まぁそれはとにかく明日だ。


■ あとホームページにかげわたりの『潮』という曲がアップされております。是非視聴してみてください。それと製作日誌のところに稽古場の写真風景が少々アップされております。カメラマン井関さんが稽古の間に撮りためた写真です。役者やバンドの紹介みたいなことになっておりますので、こちらも是非。