東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

千鳥日記『大雪の関東』

■ 大雪だ。何が大変て雪が降っても会社に行かねばならぬことで、土砂降りに中を、自転車を漕いで駅に向かうのは本当に一苦労だ。歩道はシャーベット状の雪ですべるし、かといって車道は雪がないけど、こんな日はむしろ車が多いわけで。傘もささにゃならんから余計にめんどうだ。雪の日の自転車ほどやっかいなものはない。もうこの時間は、雪も落ち着いたけれども、まだまだ寒い日は続きそう。はやく3月めいてくれるといいんだけれども。

■ チラシが完成した。で、1万5000枚のチラシが家に届いた。平日に動ける仕事な私がチラシ配布隊長に命じられたわけで、完成したチラシが家に届いたわけだけど、1万5000枚の紙っていうのは想像以上にかさばることを知った。6畳の部屋の半分が消えた。あと持ち運ぶにも重くて仕方がなさそうだ。せっかく作ったのだから、ドシドシ配らなくてはいけない。配るっているのはつまり、近々芝居をする劇団の当日パンフに折り込ませて頂くというわけだけど、しかし大変そうだ。

■ で、昨日も稽古。他の面々も台本を持ってきた。こうやっていろいろやってみて面白いものが選ばれていけばいい。それにしても俺の書いた台本の受けなさといったら、どうしたものか。本読みをしてもなんだか不穏な空気が流れてしまう。逆に笑っちゃうくらいだ。笑いっていうものはなんて難しいんだろう。本当にそう思う。まぁ今後もできる限り書いて持って行こうとは思うけれども、選ばれるのかな。選ばれないなら選ばれないで仕方がないけれども、それにしても、くだらないことをガーッとやりたいなぁと思うわけだけど、そういう引き出しが俺の中にはもはやないのだろうか。まぁ元々それほど大きい引き出しではなかったと思うけれども。

■ で、電車の中では読書。安部公房さんの『砂の女』新潮文庫)を読んでいる。知り合いの方から薦められて読んでいる。薦められているものは出来る限り読んだり見たりしてみたい。自分がのばしているアンテナなんてたかがしれている。せいぜい自分が好きなものにしかアンテナははれていない、知り合いが薦めてくれるものの中には僕には無意識だった刺激が眠っているかもしれないし。友人のHくんからはdorlisという歌手を薦められていた。そういえば『猟奇的な彼女』を見ろと薦めてくれたのはYしゃんだ。近いうちにそれらも見たり聴いたりしたい。

砂の女 (新潮文庫)

砂の女 (新潮文庫)