東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『月を見に行くを思い出す』

■ 昨日が雨降りで寒かったせいか、今日は快晴だけど風が冷たい。ここから本格的な冬到来だろうか。


■ ふと思い立って、いずれやろうやろうと思っていた『月を見に行く』という公演の記録映像をDVDに焼き直す作業を行なう。この芝居で共演したFさんの結婚式に出席したとき、DVDにしようと話をしたのでして。VHSテープでしか残ってないので、一度それをミニDVに戻し、それからハードディスクに取り込みなおす。それで少し編集をしたり、テロップをいれたり、音のレベルを上げたりする。まぁ、ちょっとしたことだけし、画像は悪いけど。


  改めて見直して驚いたのは、この公演が2時間くらいあったこと。てっきり1時間40分くらいだとばかり思っていた。長いな。3人の出演者がそれぞれ短編を書いて、一応、軸となるメインの話の間にその短編を挿入する構成。僕は、軸となる作品と構成をやった。この公演に至るまでに様々な紆余曲折があって、呪われてるんじゃなかろうかと思ったこともあったけど、出演者3人でやれることを好き勝手にやろうと開き直ってからは楽しい記憶しかない。映像の撮影に箱根に行ったのも、大変だったけど、楽しかったし。


僕としては、大学を卒業してから、東京に戻り、いろいろあって一度就職した会社を辞めた後に、訪れた久しぶりの芝居ができる空間(正確にいうとこの公演の少し前にリーディングに一度でたけど)だったので、ほんと僕自身が楽しんでいた記憶しかない。


この公演で得たものはとても多い。芝居の企画者だったFさんとの出会い。そこからのつながりで家常さんと知り合ったのもこの時。『月を見に行く』のチラシのデザインを家常さんがやってくれて、諸々相談した結果、月の満ち欠けを描いたイラストをびっしりとA4の紙の表面に詰め込んだものになった。タイトルとか公演詳細は全部裏面に。唯一、公演場所の『プロトシアター』という表記だけが、用紙の右下にちっさく描かれてるもので、今思えば、不思議なデザインだったけど、その時、家常さんと一緒に面白がったのを覚えている。ちなみに画像はその表面の一部。





それと、お客さんとしてMくんがこの芝居を観てくれて、そこからのつながりでMくんの芝居に出ることにもなったわけで、なんというか出会いの縁と言うのはあるもんだなぁとつくづく思う公演だった。


DVD用にエンドクレジットをいれようと、久しぶりに台本とか、公演チラシ、当日パンフなどを見ると、いろいろ思い出される。


■ 今日のこと。風が吹いて寒い中、ふと思い立って昔住んでいたあたりの岩盤浴へ行く。久しぶりに汗をダラダラとかく。爽快。店から出たとき、より一層外は冷え込んでるはずなのに、身体がポカポカしていたので、むしろ風が心地よいとさえ思えた。たまには行きたい、岩盤浴