東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『梅雨が明けた』

駅と人

■ 今日、関東は梅雨が明けたらしい。そのおかげかまだ雲は多かったけど、とても気持ちのいい一日だった。


■ ここ数日のこと。


■ 28日(金)。夜勤明け、職場のあちこちに最後の挨拶まわり。今生の別れってわけではないけど、おそらくもう会わない人もこの中にはいるだろう。「元気で」と声をかけられるとなんだかグッときてしまう。こういう時ほど「一期一会」という言葉がピッタリくるときはない。夜は品川で送別会をしてもらう。それがお決まりの行事なのかは判らないけど、1次会の後、なぜか胴上げをされる。初めてですぜ、胴上げ。俺の身体も結構浮くのですな。ちょっと楽しかった。それから2次会でカラオケ、3次会は居酒屋に。久しぶりにオール。いやー、送別された送別された。ほんと有難いもんです。


■ 家に戻ったのはいろいろあって朝9時。さすがに爆睡。11時頃、友人から電話があったのだけど自分でもどういう風に対応したのかまったく覚えていない。相手もきっと意味が判らなかったのではないか。夜はなぜか寿司が食べたくなり、近所にある回転寿司屋へ。


■ で、今日。快適な天気のもと、私は岩盤浴に行った。あるサッカー選手はオフシーズンになると2週間の断食をするらしい。そうすることで一度身体の中のモノを全て出しきり、リフレッシュするのだという。偶然だけど、家畜を使った消化試験という食べ物に関する実験をする際、その家畜の胃の中を実験に使う飼料だけの状態にするために、実験開始前の14日間、実験に使う飼料だけを与える予備期というものを設ける。人であれ動物であれ生き物は概ね、2週間で胃の中のものがリセットされるようだ。それはさておき、僕はそのサッカー選手の話を聞いたとき、是非断食をしてみたいと思ったものだ。身体の中をリフレッシュするってなんか気持ち良さそうだから。しかし残念なことに私にはオフシーズンがない。さすがに仕事をしつつ断食をする精神の強さはない。腹が減っては仕事は出来ぬ。そういうわけで、たまに汗をものすごくかいて、身体の中のいろんなものを出したい気持ちになる。サウナもいいけど、この岩盤浴ってやつは実に気持ちいい。汗をダラダラかいた。プチリフレッシュ。


■ 夕方まで岩盤浴で汗をかいたり、風呂に入ったりした後、品川へ買い物に。明日が今の職場の最後の日なので、なにかお菓子でも買っていこうと思い、いろいろ物色してみた。いろいろうまそうなので迷う。俺が食べるわけじゃないのに。その後、夕食。『SITAARA DINER』というインド料理屋でカレーとナーンを食べた。ナンではなくてナーンとメニューには載っていた。ナーン。カレーにもパクチーが入っている。インド料理は香辛料や香草の料理だ。


■ 家に帰ってきてから少し読書。小島信夫アメリカン・スクール』読了。戦後間もない日本で英語を教える日本人の苦悩を描いた作品。本は違うけど、中上健次小島信夫の『抱擁家族』を観念のドラマではなく、「関係」のドラマだと言っていた。『アメリカン・スクール』も英語を教える日本人が抱える葛藤を、人と人との「関係」のドラマとして描いていると思えた。どこか不条理とも思える行動は、そうすることしかできなかった登場人物たちの葛藤の表れなのではないか。


■ 最近、本を読むスピードが前より少し遅くなった。まぁそれはそれでいいけど、今後はさらに本を読むゆとりがなくなるのだろうか。不安と期待がいろいろまざる。今日もクーラーをつける必要がないほど気持ちのいい夜だ。