■ 土曜に池袋の町を谷川さんとビデオを持って徘徊した。と、いうのも知人のバンド、かげわたりの楽曲でPVを作ろうという話があって、企画に参加させてもらったから。とりあえず池袋の町を歩いて何かPVの参考になるものがないかと探した次第。つまるところロケハン。
■ と、いってもどういうPVを撮るかはっきりとした考えがないことや、雨が降る寒さも相まってロケハンの手ごたえはあるようなないような。画像は池袋の町で見つけたもの。信号がありすぎで印象に残る。
それから池袋のスタジオでやっているかげわたりの練習を見学させてもらったのだけど、メンバーのうち２人が風邪でお休みとのことでこっちも本当に見学に終始。ただ、バンドの練習というのはセッションが多く、ライブを観るのとは違う面白さがある。
■ 練習の後、近所の大戸屋でPVに関する打ち合わせ。どういうPVを撮るかそれぞれの意見を言い合う。楽曲に対するそれぞれの印象が似ているところもあり、違うところもある。一つの曲から喚起されるものは人によって違うものだなぁ。それは楽曲自体が持っている懐の深さでもあるのだろう。いくつかユニークなアイデアも出たけれど、とりあえず次ぎに会うときまでにそれぞれが案を考えてくるということで会議終了。会議中、かげわたりの家常さんが１人抹茶パフェを注文した。何か意見を言う時、スプーンを持つ手でパフェをグチャグチャと混ぜてしまうのが癖らしく、ベースの宮嶋くんから「ほんとまずそうに食うなぁ」と言われていた。その横で谷川さんは歯の痛みと格闘。会議後、池袋の居酒屋で飲む。いろいろ話す。ついつい熱くなっていろいろしゃべってしまった。深夜２時に解散。
■ ちょっと二日酔いの日曜日。急な仕事が入ってしまい、銀座へ。友人に声をかけられていた芝居や松田正隆さんの芝居を観られなくなってしまったのが悔やまれる。仕事後、地元の駅前を歩いていると、とあるスナックから女性が歌うカラオケの音が聞こえてきた。「わたしはいまいきている」というフレーズを繰り返し歌っていた。その歌を僕は知らなかったのだけど、どこか８０年代のアイドルの楽曲を思わせるその曲調がそれでもやけに印象にのこって気がつくと帰りの道すがらそのフレーズを口ずさみながら歩いていた。
