東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『海へ走る』

■ 一昨日、Mくんと電話をしたとき、Mくんが今年の2月に上演した芝居のことが少し話題になった。Mくんが最近、その時の芝居を撮影した記録DVDを見たらしいのだけど、その音声で、客席にいる僕の笑い声をマイクが結構拾っているのだそうな。そんなに笑っていたっけと思うのだけど、楽しい芝居を見ると声を出して笑っちまうもんです。


Mくんが送ってくれた来年3月上演予定の戯曲をとても興味深く読む。Mくんらしさがすごく出ていると思う。出演者も着々と決まり、10月から稽古に入るのとのこと。楽しそうだなぁ。戯曲を読んで、いくつかここはどういう風になるんだろうと気になる所があり、そういうところをMくんや出演者の人たちがどのように立体化するのかが楽しみ。がんがん宣伝して下さいとMくんが言っていたので書くのだけど、アマネクという劇団は面白いですよ。
3月に芝居をするので、それは、ほんと、オススメです。


■ ある仕事でお世話になった方から、先日行った辻堂海岸で撮った写真を送ってもらった。うれしいなと思いつつも、3人でくだらないことをしているなぁと笑う。何を思ったか、デジカメを持っていたTさんが、みんなで海に向って走ってる写真を撮りたいと言い出し、わざわざオートタイマーにして、みんなでタイミングを併せて、良い写真が撮れるまで何度も走ったのだ。うまい具合にいかず「おかしいなぁ」と言いながら、何度も走る。その繰り返しの楽しかったこと。それで撮れた写真がこれ。形に残る一瞬の風景がとてもいとおしく感じるのは、その一瞬の風景の向こう側に、言葉にならない喜びの時間を喚起させるからなのだろう。