東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『Library tapes』

tokyomoon2007-12-08

amazonで注文していたLibrary tapesのアルバム『Höstluft』と『Alone In The Bright Lights Of A Shattered Life』 が届いた。ピアノの音の他に楽器ではない音がたくさん入っている。電車の走行音や、瓦礫を歩く足音、壁のようなものを叩く音など。一見するとノイズのようなそれらの音が、楽曲に奥行きを与えているような気がする。奥行きといっても、それが楽曲にドラマを提供しているというわけではなくて、それらのノイズ自体がひとつの『音』としてその曲の中にあるという意味の奥行き。ピアノの音もとてもいいけれど、このアルバムの製作者の人が発見したこれらの『音』にもとても心ひかれる。CDを聴いていたら、このアルバムは街を歩きながら聴くとすごくいいんじゃないかと思えて、それまで持ってはいたけどまったく使っていなかったipodに初めてアルバムを入れてみた。


四ツ谷から家に帰る間、Library tapesの曲を聴く。駅は人でごった返している。人の話、足音、駅のアナウンス、電車の音、改札を通過するときの音、たくさんの音がそこにはある。世界は音で溢れている。Library tapesの音楽は、世界に溢れているのに、いつもは埋もれてしまって気付かないたくさんの音を、ピアノの旋律の中に蘇らせている。Ipodから流れてくるLibrary tapesの音と東京の街に流れるノイズが、また新しい音楽を作っていた。


■ のんびりとしてしまった土曜。歯医者で歯の治療をする。土曜の習慣になりつつある。それから思い立ってうっとおしいほどに伸びていた髪を切る。いつもならかなり短くしていたところだけど、冬で寒いのでほどほどに。軽くなってすっきりする。家の近所の美味しいパン屋で、ベーグルとカボチャ味のプリンを買う。のんびりとしてしまった。



■ 明日は朝が早いのでもう寝よう。