東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『写真を撮る』

■ 朝5時に、始発の都営三田線に乗り大手町へ向かう。かげわたりの家常さんと職場の同僚のSくんが応募するというデザイン広告の写真撮影を一緒にやろうということにあいなり、撮影場所の皇居前に向かった次第。他のメンバーはカメラマンのOくん、かげわたりの宮嶋君、カタカナの谷川さん。計6名。


大手町駅の地上出口を上って外に出るとすごく暗かった。まだ日が出ていないこともあったけど何より街灯がえらく少ない。星も結構見えるくらいの暗さで、人気もなくとても静かだった。家常さんとSくんが作ってきてくれたオブジェをならべて皇居前の広場から丸ノ内のビル群を撮影。次第に昇ってくる日をうけてシルエットが浮かび上がるように見えるビル群がとてもきれいだった。



それから場所を少し移動して、別の位置で撮影。オブジェを芝生の上に置き、その向こう側のビルが映り込む位にあおり気味で写真を撮ろうと試みるため、画かくを決める人、カメラマン、オブジェを固定する人たちが次々と芝生に寝そべる形に。良い画を撮ろうと懸命になっているのは判るのだけど、その姿は少し面白かった。写真は低目を攻める人たち。



朝焼けがビルの間からこぼれて来て、芝生の枯葉をキラキラと光らせていた。それがとてもきれいだった。



撮影も手ごたえを感じつつ終了。


■ それから京浜東北線に乗って赤羽へ。荒川の河川でもう一パターン撮影をするため。夏にすいか割りを行なった場所のあたりが川の抜けもビルでいいのではないかと数ヶ月ぶりにその場所を訪れた。



夏以来のその場所は、僕らの背よりも伸びたススキが生い茂り、草の色も枯れ模様で夏から冬の姿に変わりつつあった。空の青も良い具合だったけど、予定外だったのは、日曜の昼間の土手は野球をする人たちで賑わっていたということ。荷物を抱えて草野球をする人たちの隙間をぬって移動。外野の端で野球の邪魔にならないように気をつかいつつ、時折吹く強風に苦しみながら撮影。朝早くから動いていた僕たちは、荒川に来たあたりですでに疲れきってしまっていた。


すごく疲れてフラフラしながら家に帰り、すぐに布団に倒れこんでしまった。起きたら夜八時過ぎ。ボーっとしてから熱いお風呂につかる。こういう撮影は面白かった。その場で思いつくいろいろなことを実践してみるのも楽しい。どういう写真になっているのか楽しみだ。