東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『原発の記事』

友人のUさんが自分のブログに貼付けていた原発に関する[http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html]記事を読む。
正直、原発に関する個人的な意見としては、その存在に関して仕方が無い部分もあると思っていた、が、この記事を読んで目が覚める思いがした。というか、自分がまったく何も知らぬままでいたことに対して恥ずかしい思いさえあった。

これまでもいくつもの原発に関する記事を読んで来た。さまざまな反対意見も読んで来たけれど、決定的に揺さぶられる感じはなかった。
この記事を書かれた平井さんの言葉には、自分が原発と関わった人生を送ったからこその重さがある。

僕は、この記事を読んで、心の底から原発は反対と思うようになった。
代替策が無い以上は仕方無いとかそんなことはもはやない。
なきゃないで、出来る電気の中で、生きるしかない。それが生活以上に経済にも支障を来すのであれば、それはもうそこが限界なのだと思う。というか、この記事を読めば、およそ原発があることで生み出される負の遺産の多さに気付かされる。
多くの人に読んでもらいたいと、心から思います。


6月付けで、職場に働きに来ていた専門学校卒の若者が会社を辞めた。3月から研修期間として入っていたが、本採用の直前で自らの判断での決断。それ自体は本人の決めることなので特に意見はない。
個人的にも、今の仕事をすることで学ぶ事も多いが、失う物も多いと思うし、今でもこの仕事を一生続けるものだとは思っていない。まぁ、何をもって、これが一生続くものだろうと思うかというとそんなものはないだろうと思う。

判るはずが無い。

仕事にしても辞めるときは辞めるだろう。例えば、宝くじで巨額当選したとしたら、即辞める。そしてすかさず全国を旅し、ブラブラし、本を読み、芝居や映画を作る。

やりたいことは山ほどある。

すかさず動き出せぬ自分の行動力の無さと、職場を辞するその人の決断力に思うところもあったり。

夜。会社を辞めるその若者は荷物をまとめるために車で職場に来た。家はまったく別の方向だったのだけど、車で家まで送ってくれた。車内で話しをする。自分の意見とは違うと思うところは当然ある。けれど、彼の意見に共感するところは多い。また、なにかあればと言って別れる。ふと近所の古本屋に行こうと思い立つ。保坂和志さんの『書きあぐねている人のための小説入門』が安価で売っていたのを思い出し、悩んだ挙げ句買っていなかったので、それを買おうと思った。行ったらすでに無かった。
思いっきり後悔している。

決断力の差か。