東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『小説について意見を聞く』

いろいろと仕事のことでバタバタすることは多い。様々な考えの人が集まれば、それぞれの意見が出てくる。目指す方向は似ているとしても、アプローチの仕方が違えば、いろいろと意見も食い違う。難しい。

仕事を終えてから、編集や自分でも文章を書く仕事をしている友人から、自分の小説に関して意見をもらう。「この小説のペルソナは誰?」と聞かれ、そもそもペルソナの意味がわからず茫然とする。つまり、どういった人に読んでもらいたいか。考えたこともなかったなぁ。思うままに書いてしまっていた。もちろん、振り返ると、自分の立ち位置としては、『女性のことがわからない』、で、その『わからなさ』を書きたいというものなので、いわゆるペルソナというものは、同世代の男性なのかと思う。もちろん、それが商業としてターゲットになるかは別として。そう、だからペルソナとターゲットは違うのだという。

それから、後半が、説明過多、書きすぎているのではないかと意見をもらう。読む人に想像できる余白を持たせること。引き算の精神。それだよなぁ、それが僕には足りない。引き算が足りないというアンビバレンツ。貧乏性なので足してしまう。できるだけ足してしまう。いや、貧乏性だけではなくて、本当のところは自分の意見を知ってほしいみたいな部分もあるからだ。それを削る。「5行減らす気持ちで考えるといい」と言われた。実施しよう。

あと、文章のリズム感。それには、推敲の際に音読してみると良いらしい。なるほど、それも一つ。おっさんがぶつぶつとしゃべっているのは不気味かもしれないが、リズムは大切。そんなことを考えつつ、小説を考えよう。せっかくなので、良いものに仕上げたい。およばずながら。

そんなこんなで金曜の夜は人が多かった。路上で戻している背広姿の男性もいた。まぁ、そういうものだなぁ。騒ぐなぁ人々はと思う。

そういえば、今日は9月11日だった。19年経っているという。19年。びっくりする。もうそんなに経っているのか。いろいろ驚く。

最寄り駅までたどり着くと、強い雨が降っていた。茫然とする。雨雲レーダーを見ると真っ赤な表示。諦めて急ぎ足で家に帰る。家に帰ったところで、さらに雨が強くなったので、ギリギリセーフだったかもしれない。

ビールを飲みつつ、ぼんやりしたら、空きっ腹に飲んでしまったのですぐに寝てしまった。