東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『諸々のバタバタで半ば過ぎ』

tokyomoon2012-10-17

気がつけば、10月も半ば。日記をまったく更新できなかったのは、脚本と仕事と、谷川さんから相談を受けた映像と、諸々。


特に脚本は苦しんでいる。思いついて蒔いてしまった種が、適当に芽吹いてしまったものを責任もって育てなきゃならない感じ、とでもいいますか。とにもかくにも苦しむ。この前の月曜の朝が締め切りで、そこに間に合わすために金曜の夜から必死の思いでパソコンに向かった。書き出せない苦しさ。久しぶりに勢い重視、というか勢いしか無い話を書いているせいもあるかもしれないけれど。どうにかたどり着いた脱稿でもって臨んだ打ち合わせで、先が見えてきたのでほっとした。といってもまだゴールではないし、ここからが大事なのでまだまだ、気を緩めることはできないのだけど。


谷川さんから相談を受けている映像に関しても、撮影の2回目を10月の序盤に行った。申し訳なかったのは、僕が用意したデジタルハリネズミが、チェックの時は問題なかったのにいざ撮影の段階でまさかの故障。メモリーカードを読み込んでくれない。お手上げの状態になってしまった。急遽、代案で撮影を行う。谷川さんたちは大丈夫だと言ってくれたものの、申し訳ない気分で、撮影序盤の僕はあまり使いものになってなかったと思う。撮影は、僕の地元でもある埼玉はせんげん台で行う。個人的にも育った場所なので懐かしく歩く。せんげん台はやはり田舎だ、良い意味で。田んぼの数はものすごく減ったけど、それでもまだあるところには、ある。で、その周辺は虫の音がする。それが良い。自然主義とかではなく、ただ、虫の声が聞こえる世界が、音として豊かだなと思う。せんげん台〜武里、そして北千住から荒川土手をまわる。いろいろ歩き回る充実の一日。


それと、仕事の縁で久しぶりに、僕の自主映画にも出演してくれたT君と会い、一緒に飲む機会があったのでゆっくりと話をした。恥ずかしながらT君と久しぶりにあって、ふと自主映画を見返してみたくなりDVDを引っ張りだした話をすると、T君も実は見直したという話になり、それはそれでなんともうれしいことでした。別に自分の作品をどうのこうの言うわけではないけれど、有り難いことにT君は僕の作る作品を支持してくれる人で、今はそれぞれ違うところでやってるけれど、どこかでまた一緒に何かを作れたらと思ってくれる。うれしい話。すぐに実現はいろいろ厳しいのだろうけれど、どこかできっとそうなれればと思う。


そういう案配で、バタバタとしていたら日々はあっという間に過ぎて行く。
して、脚本が一段落し気が抜けたのか、歯が異常に痛い。今までは我慢できた痛みが今回はまったく耐えられない。市販の痛み止めを飲んで、ひとまずの応急処置。まだしばらくは歯医者には行けないだろうから、憂鬱な歯痛の日々がしばらく続く。