東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『夏の後片付けと秋の気配』

秋分の日ということもあってか、急に肌寒くなってきた。雨が降っているということもあるか。夏も終わった。


先日、会社にでかけようとしたとき、娘が僕のリュックの中に熊のぬいぐるみをいれた。一緒に行ってきてねという。なぜ、そう思ったのかわからないのだけど、その日はぬいぐるみを連れて行った。


9月の前半だけど、2本ほど試写で映画を観て、じっくりと作品を作ることが大事だなぁとしみじみ思った。大掛かりな時代劇と、自主映画に近い形で作られた作品なんだけど、どちらにも味わいがあった。それで、きちんと、じっくり自分のやりたいことに向き合いたいとも思うのだけど、なかなか時間が取れない。


仕事が忙しい時期で、そこにいろいろ重なっているということもありつつ。でも、それはそれで楽しいこともあり、先日、カメラを抱えていろんな場所をウロウロして撮影をしたのだけど、それは久しぶりに自主映画を作っているような気分になって面白かった。編集も少しやらねばならず、今、その音楽選びをしている。そういうことは愉楽だけど、それだけをやっていればいいというものでもないから厄介。バタバタしている。


自分のことで一つなかなか正式決定できない契約ごとがあり、それが歯がゆい。それが早くすっきりすればいいなと思う。


というわけで、いろいろなところで不義理をしつつ。友人たちのバンドがライブをやっているのだけど、なかなか観に行けない。ライブが聴けないのも残念だけど、単純に会えないというのも寂しい。


で、今日は、三連休で唯一の休み。日頃、嫁にいろいろ任せてしまっているので、今日は娘と午前中から遊びにでかける。象さんの公園で遊んでいると、男の子がやってきて「遊ぼう」と言う。砂を掘るのが得意なんだとスコップで砂を掘って、水をかけて遊んでいる。小4だという。その妹さんも一緒に来たのだけど、妹さんはちょっと自己主義で少し主張がきつい。で、その妹さんが砂場に入ると、娘は滑り台の方に行って座り込んでしまった。話を聞くと「なんかちょっと怖い」と言う。人とのコミュニケーションを積極的にする子で、同じような年代の子が公園に来ると「一緒に遊ぼう」と言う子なのだけど、少しずつコミュニケーションの形が複雑になってきているのかもしれない。


そういえば、先週、午前中に幼稚園の見学というものに家族で行ったときも、基本的にはすごく楽しくしていたのだけど、ちょっとしたことがあると泣き出すことがあった。いずれにしても、幼稚園や学校に行くようになっていくのだろうけれど、少なくとも今は僕か嫁のどちらかが必ず一緒にいるのだけど、いずれは二人ともいない空間で、過ごす時間が多くなっていくのだ。幼稚園に行くことになるとそれの始まりなわけで、そういう時期がもうすぐ来るのだなぁと何やら思うこともある。


今日は、もう、秋の気配。家の前には彼岸花が咲いている。彼岸花の横に座っている娘の写真を撮ると、彼岸花の花の部分のアップの写真や、自分の手の写真を撮ってくれといろいろ注文を受けた。夜は、夏に使って残っていた花火をやった。夏の後片付け終わり。もう秋になるのだろう。