東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『映像編集で過ぎた9月』

9月の後半からずっとバタバタとしていた。映像の編集をずいぶんとやった。20分のドキュメンタリー風の映像と、3分くらいのイメージ風映像が2つ、10分ほどのバラエティ風の映像、他にもいくつかいろりお。久しぶりにFinalcutとにらみ合う日々を過ごした。今日になってようやく落ち着いた。


久しぶりい映像をいろいろ編集して、まぁ、自分はその道のプロではなくて、知識を少しもった程度ではあるなということは改めて認識はしたけれど、それでも作るからにはプロの意識で向かったつもり。あとは愉楽も大事にして。カメラ片手に、出演者と遊び心で撮ったものなのだから愉楽がなくては。そういうものが少しでも見えればと思う。


嫁と娘は一昨日から山形へ。おばあちゃんの四十九日のため。しばらく1人と猫一匹の暮らし。2人がいなくなると、猫が寂しいらしく、こっちに甘えてくる。パソコンの上に乗っかってくるのが困る。動画のレンダリングをしているのに、乗っかっている猫がキーボードを打ってしまう。「おいおい」と言っても悪びれたそぶりなし。


やっと今日になって落ちついて、少しほっとする。まだ本番は来週だけど、ひとまず映像など準備が必要なものはできた。で、今日は渋谷で少し仕事があったので、仕事終わりに映画を観る。『ポルトガル、ここに誕生す〜ギマランイス歴史地区』。アキ・カウリスマキビクトル・エリセの新作。今は潰れた工場にかつて働いていた人たちのインタビューで構成されたエリセの新作。「幸せということはわからないけれど、喜びはわかる」と語る言葉。堪能。


渋谷駅に向かって帰る道で、カップルの会話声が聞こえた。男が言う。「サッカー選手の夫と、バレエダンサーの妻、どちらが先に死んでしまうでしょうか?」女が答える「妻」。男「正解」。さて答えの理由は。