東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『寒い日が続く』

tokyomoon2014-12-17

仕事の用で直接現場へ行く。電車内で少しボーッとしていたら降りる駅を通り過ぎてしまった。「乗り過ごした」と気付いたのは目的の駅を出てすぐのところだったので隣の駅で降りた。なんというかボーッとしていた。乗り過ごしたものの、時間に少し余裕があったので喫茶店で一息つきつつ、一本短編映像の脚本を書く。ロードムービー。一気に書く。少しエンジンがかかったような気がする。もっと書こうと思う。


それから仕事の用件で、とある映画の試写を拝見する。繰り返しだけど、仕事の一環で映画を観れるっていうのは本当に有り難い。昨日の作品とはずいぶんと趣の違う作品。それもまた映画。それで、諸々いろいろあって、自分も少しばかりその作品に出ている。エキストラと呼ばれるモノ。一度、その作品の製作現場へ行った時、人手が足りず出ることになった次第。どうなっているのかと思ったけれど、写っていた。まぁちょっとしたところで数カットなので気付かれることもないのだけど。なんにしても、人が多く出るシーンというのは、当然、そこに参加する人が必要になる。どうしても足りない場合、スタッフの方々が参加することもある。この作品の時も、いろいろな部署の助手をされている方々が衣装に着替え始めたのだけど、そういうときのなんというか、ちょっとしたノリというか、「まぁ、軽い気持ちで」みたいな気分は楽しかったりもする。


それにしても今日もやけに冷え込んだ。北海道や東北地方は大雪だと聞く。いろいろとゆかりのある地域もあるし、心配になる。


夜、仕事から帰ってきて、用事があって家のガレージの扉を開けると、暗がりの中で動くモノの気配を感じて驚いた。近所に住む野良猫で、僕らは「ブチ」と呼んでいる猫がガレージに入っていた。風が入らないし、少しばかり外よりは暖かい。猫にとっては居心地が良い空間なのだろう。そして、この「ブチ」はよく僕らに餌をねだりにやってくる猫で、顔見知りになってきている。当然野良猫なので警戒心は強く、僕らでも心を許すわけではないのだけど、ここ最近になってようやく少し触らせてくれるようになった。頭をなでても逃げない。以前は、触ろうとすると逃げていた。少しずつ心を開いてくれる。人同士のように話ができるわけではないけれど、日頃のささやかなコミュニケーションが実を結ぶとそれはそれで嬉しい気分になる。