東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『子供のお芝居/腹ペコのネコ』

tokyomoon2015-07-14

ずっと雨だったと思ったら先週末から晴れた日が続く。一気に夏の暑さ。雨よりはもちろん晴れている方が良いのだけど、徐々に暑くなってくるとそれはそれで「暑いよ」と愚痴も出てくる。


先日、仕事の一環でまだ年齢の低い子供の芝居を観る機会があった。そういう子達の場合、そのシーンの背景や感情の流れを説明したとしてもどうしたってまだ理解ができない。出来るとするならば、人の芝居を真似ることなのだろう。伝統的な歌舞伎や能の世界では、基本的に子供たちは大人の芝居を真似て「動き」、「笑い」「怒り」「泣く」。それは定型の『型』を演じるようにするものだろうけど、狂言師野村萬斎さんが何かの記事で、そのように『型』を体得した後で、やがて感情が付いてくるというようなことをおっしゃっていて、感情論的なところから入る演技論と正反対のその意見がとても刺激的だった。改めて、やはりそうなのかなぁなどと思った。


日曜。久しぶりに仕事が休みだったので、家族で近所の公園に、ザリガニや小エビを釣りに出かける。真夏のように暑い中、スルメで釣り。それから公園の東屋で昼食を食べ、しばらくしてから帰宅。昼寝をさせようと娘を寝かせたら、どうやら僕の方が先に寝てしまった。夕方に娘と公園へ遊びに行く。娘の作った画用紙のパソコンは、ボタンを押すと娘が語る話が聞ける。


娘の話す腹ペコのネコの話。2人でいろいろ想像して話を膨らました。

お腹が空いたネコは、あまりにもお腹が空いたので、
草を食べた。苦かった。
木を食べた。硬かった。
土を食べた。ざらざらした。
雲を食べた。味がしなかった。
お日様を食べた。熱かった。
仕方がないから、近くにいたライオンを齧ったら、怒ったライオンにぴょーんと放り投げられた。

そういった話を作りながらしゃべるのが面白かった。


そして夜は西池袋の『にゅー盆踊り』に行ってみる。汗だくになって踊っていたらあっという間に20時を過ぎ、フラフラと帰宅。風呂に入り、横になるとまた、2人ですぐに寝てしまった。