東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『子どもたちは未来のように笑う』

tokyomoon2016-03-17

連日雨でずいぶんと寒い日々が続き、今日は晴れたなぁと思うと、日中はえらく暖かかった。朝晩の寒暖差よ。ここしばらく早起きが続く日々。朝早く起きること自体はさほど苦ではないのだけど、交通渋滞はハラハラする。先日、高速道路の事故渋滞を避けるため迂回ルートを走ったら開かずの踏み切りにつかまりえらいことになった。恐ろしい。仕事関係のことで遅刻はしたくない。といって余裕をもって向かおうとしてやけに早く目的地についてしまうこともまた無常な気持ちになるので悩ましい。


吉田恵輔監督 映画『銀の匙』をDVDで観たのはちょっと前。畜産を題材にした原作コミックの映画化。コミックのコミカルな描写はあまり見られず、映画だからできる表現で描いている感じがしてそれが良かった。なんにせよ懐かしい風景。あれは畜大だな、とか、あれは隣の農高かなとかいろいろ思いながら観る。そして、豚の屠殺シーンでロケ地になっていたのは母校畜大の屠畜場で、エキストラで出演していたのが学校の先生と思われ。フェイスブックでそのことを書くと、大学の先生からその通りと教えてもらった。やはりそうだったか。



遊園地再生事業団こまばアゴラ劇場の『子どもたちは未来のように笑う』ワークインプログレス観劇。無理くり、もう、ものすごく無理くり時間を作ってこまばアゴラへ向かった。当日券でかろうじて入る。面白かった。ワークインプログレスというだけあって、さまざまな文章を読み、短いスケッチをつなげることで「今、子供を産むこと」を考える過程を舞台に乗っけているような、結論めいたことを提示するではなく、時には「今、子供を産むこと」について戸惑ったりすることも描いてあって、こちらにいろいろ喚起させてくれるものに溢れていた。それを面白いと思うし、とてつもなく刺激を受ける。観劇後、渋谷駅の構内で酔っ払った若い女性が連れに抱えられながら「ママに会いたい」と泣きながら言っている姿を目撃した。こういう作品を観た後にこういう光景を目にすることの不思議な縁のようなものに驚く。


さすがに連日、早起きで睡眠が足りてないようで、なんとなくフラフラする。