東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『後方の不毛について』

tokyomoon2016-05-12

あまりに痛かった歯の治療に改めてとりかかる。職場の方に教えてもらった職場の近くの歯医者。歯科医の方が「じゃあバツズイするので」みたいなことを助手の方におっしゃっていた。おそらく「抜髄」とでも書くのだろうけれどなんとおぞましい響きか。「バツ」なんて「罰」とも読めるし、「ズイ」なんてよくよく考えたらどうやったらそんな言葉が生まれたのか。人はなかなか「ズ」から始まる単語なんて言わないんじゃないなか。漢字変換すると「髄」の他に、「蕊」「蕤」「橤」「膸」と字面がエライことになっている漢字たちがわんさか出てきた。そもそも読めないよ。それはさておき髄を抜っされたおかけで歯が楽になった。もちろん油断は禁物。これまで地元で歯医者に行き何度となく挫折を繰り返してきた。果たして通い続けることができるのか謎だけど、放置していた借金のように歯もモロモロよろしくないことになっているのでそれを治していかねばならない。


昨日、要件があり車で都内某所へ向かった。渋滞にはまり待ち合わせの時間に間に合うのか微妙な状況。運転しながら1人やきもきしていると、後部席に乗っていた社員が窓の外をぼんやりと眺めていたので何をしているのかとたずねると、「社員の◯さんに似ているタクシー運転手がいて、あ、似てるなぁと思ったら、なんともう1人、◯さんに似てる運転手がいたんです。だからもう1人◯さんに似ている人がいないか探していて」と言ってきた。結局のところ運転は運転手ががんばらねばならないし、後部席の人は何もしようがない。それはわかりつつも前方で人が遅れるかいなかの瀬戸際でハラハラしている後ろで行われている「不毛」としか形容できない行為をどう飲み込めばいいのか。笑うしかない。


それはさておき、今日は本当にとても良い天気。風も気持ち良い。