東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『久しぶりに会って話して』

快晴で気持ちの良い日が続いたと思ったら、強い雨が降る。梅雨らしいといえば梅雨らしい。

 

 

15日金曜。要件があり外苑のあたりへ行くと、なにやら浴衣姿の人が多い。あれはなんだったのか。夜になり予報では言ってなかった小雨がぱらつく。強くなる前に帰れて良かった。

 

 

16日土曜。日中に仕事を終えてから、夜に新宿へ。ひさしぶり家常さん、宮嶋くん、谷川さん、そしてかげわたりで以前にバンドのメンバーだったミヒャエルが会っているとのことで、そこに参加させてもらった。

 

お互い、いろいろとある。家庭もあれば仕事もある。人によって転機を迎えるかもしれない人もいて、そこはそれぞれの人生。ふざけた話や真面目な話が混ざるのがいい。「最近、どんな曲を聴いてるの?」から始まる音楽の話。みんな音楽が好きなので、教えてもらうのが楽しい。聴いたことがないアーティストがたくさんいる。言われたアーティストをメモしたりはすぐにスマホで聴くことができるのは便利。それと宮嶋くんからSpotifyは良いよとおすすめされた。あまりよくわかってなかったのだけど、無料でいろいろ聴けるらしい。それって良いの?って思ったけど考えてみるとYouTubeもそうか。

 

 

気がつけば真面目な話にもなっていた。ある意味での「軽さ」が、世の中には拡がっていて、それが当たり前になっている。例えば、音楽にしても簡単に聴ける。僕らが大学生の頃はラジオで聴いたり、テレビで歌番組やランキングを観て、気になった曲を購入、もしくはレンタルしないと手に入らなかった。そこにある種の決断が生じる。そこで、「良かった」や「よくなかった」を実感することで次に繋がる。全てがそうだった。情報は本とかで調べたし、舞台にしても、ひとまず「観る」だった。今は、ネット、スマホで検索するだけで、ある程度完結できてしまう。便利といえばそうだけど、その便利が、何か文化に向き合う姿勢を『軽く』してないだろうか。

 

 

気がつけば終電ギリギリまで話していた。楽しかった。「じゃ、また」と言って別れたが、次に集まれるのはいつだろう。

 

 

17日日曜。仕事で久しぶりに運転。快晴で気持ちよかった。首都高も日曜は空いている。都内へ戻るとき、少しだけ寄り道をしてとあるパーキングへ。そこは車とバイクの溜まり場になっていた。集会でもあるのか珍しい車がたくさん集まっていた。あと、イカーたち。これだけ気持ちいい天気だし、ドライブなのだろうなぁ。しかし、彼らはパーキングから動かない。車を見て嬉々としている。なるほど。

 

 

それから仕事で大宮へ。少しばかり芝居の練習を観る。短いテキストがある。それをどう読むか。そして、書き手の方が、舞台設定を提案する。どこに出入り口があるか、これは何か、など。どれだけテキストを自分の中に落とし込めるか。台詞を意識する、ト書きを意識する。なんならタイトルを意識する。そうすることでイメージができる。まず、大切なことはそのイメージ。それから次はそのイメージを具現化できる表現力。そして技術。例えば小道具を用いる場合、その小道具を使うテクニックは必ずいる。そのためのヒントは、日常に転がっている。どれだけアンテナを張れているか。自分にできるアドバイスをする。もう少し時間があれば。

 

芝居を観るのは疲れる。ヘトヘト。それでも面白い。芝居を観るのは好きだ。

 

 

18日月曜。快晴。風が気持ちいい。仕事終わりに、代官山の区民プールへ。できる限り泳ぐ。全身を使うのでぐったりする。が、心地いい。施設から出て、通りにあるベンチに座る。風が気持ちいい。梅雨と本格的な暑さが来る前の、カラッとした心地いい夜。おまけに月が綺麗。

 

夜に家で一本、映画。

クリストファー・マッカリー『ミッションインポッシブルフォールアウト』

なんだか観ていたら疲れた。心なしかトム・クルーズの身体が重く感じる。といって、50代半ばだしなぁ。それで、ここまで動ける方が凄い。

 

 

雲も徐々に夏空の雲になってきている。

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