東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『つむじ風食堂の夜』

16日。朝、少し仕事をして一息ついてから、カフェでたまっていた事務作業を行う。一気にガリガリと。それから少し仕事の電話。コロナの影響で、一つ仕事が無くなる。うーむ、この時世だから仕方がないのか。しかし、なんだかいろいろと悩ましい。

 

仕事先が普段はなかなか行かないところだったので、少し散歩。たまたまちょっと開けたとても広い公園を見つける。東京の海沿いで、そんなに住宅街ではないと思ったけれど、新しくマンションが建っている地域なので、そこに住んでいる人も多いのだろうか。公園は家族連れが多かった。そして、空が広く感じられるほど広い。で、そういう場所だからなのか、凧揚げをしている人がとても多い。良いなぁ、と思いつつ、ぼんやり眺める。他にも球技をする人たちや、スケボーをする人たちもたくさんいる。風が少し吹いていたから、凧揚げするにはちょうどいいのかもしれない。空高く凧が揚がっている。風は吹いてるけれど、そこまで肌寒くない。

 

読んでいる途中だった吉田篤弘さんの「つむじ風食堂の夜」をめくる。小説だけど、何か明確な物語があるわけではなく、小説の中の町のとある食堂と、そこに通う人たちのやりとり、日常を描く。その感じがどこかのどかで良い。読み終わり、ふーと一息。充実した気持ちになる。