東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『なぜか行ったことがなかったお店に』

午前中に仕事をしてから、午後から休みをとり昼過ぎに帰宅。嫁と区役所のある建物のカフェで昼食。冬とはいえ、陽射しがあると外の席でも気持ち良い。昼食を食べていると鳩がおこぼれをもらいにやってくる。人を怖がらない。慣れているものだなぁと思う。

 

それから学校終わりの娘と合流し、僕の実家へ。間もなく退院する母のため、実家にベッドをいれることになり、その搬入受け入れの立ち合い。埼玉に行くとき、意外と電車に乗ってくる人が多い。緊急事態宣言とはいえ、日中はそこまで人出は減っていない。

 

実家の最寄り駅に着くと、学校帰りの高校生たちが駅に向かって帰っている。僕が通っていた高校の生徒だと思う。鞄がそれぞれ自由なバッグを持っている。自分の時もそうだったかあまり覚えていない。娘は図書館で借りたという本をずっと読んでいた。

 

家に帰ると、タイミングよく、運送業者さんがやってきて、てきぱきと作業。僕らもベッドをいれる部屋を整理して、箪笥などを移動させる。ベッドの組み立てなどいろいろ手間がかかることをやってもらえるのは有難い。すんなり作業が終わる。日が暮れ始めてきていた。ベランダから外を眺めると、広い空が、下半分きれいなオレンジ色で、徐々に群青色になってきている。

 

そこまで長居をしていると夜遅くなるので、駅へ向かう。お腹が空いたので、何かを食べて帰ろうということになる。で、駅前近くへ来た時、一度も行ったことがない老舗のハンバーグ屋を見かけて、そういえば、小さい頃からずっとある店なのに一度も行ったことが無い、ということを嫁さんに話し、そこへ行ってみることにする。考えてみるとなぜ、そのハンバーグ屋へ行ったことが無かったのか、よくわからない。元々、うちの実家は外食をそこまでしない家だった。齢40を超えて、初めて行く店。っていうものの、そこまで高級な店でもなく、入ったら別に普通のファミリーレストランなのだ。ハンバーグは美味しかった。

 

帰りの電車も人は多かった。帰宅途中の御勤め帰りの方も多かった。私鉄とJRの乗換駅ではたくさんの人が乗降していた。娘はその間もずっと本を読んで、一気に読み終わっていた。学校で人気の小説らしく、シリーズでたくさん出ているので、もっと読みたいという。あと、本をたくさん読むと、図書委員さんからスタンプに印を押してもらえるのだとか。そういうの好きな娘である。

 

家に帰り、ふーっと一息。なんやかんや21時を過ぎている。休みを取ったはずなのに休んだ気がしなかった。