東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『バンクシー展』

26日。この日もびっくりするほど暑い。車の運転はエアコンがあるので有難いが直射が窓から差し込むとそれはそれで暑い。

日中の仕事を終えて、少し時間があったので、どうしても気になっていた天王洲の『バンクシー展』を観にいく。当日券がでるのか心配だったけど、問題なく購入できた。初めて行く寺田倉庫。

いわゆるグラフィティ。画単体で展示されているものもあるけれど、画が描かれた場所を再現したセットのような作りのものもいくつもあり、展示自体がちょっとした街角のようで面白い。

そもそも画も上手なバンクシーのグラフィティは、画のうまさと併せて批評性がある。しかもそれが言葉による説明ではなく、画だけで感じさせるようになっていて、だけれども、説明があるわけではない。勝手に受け手が想像できるようになっている。

それにしても神出鬼没。イギリスが本拠地ながら、ニューヨークに現れたり、パレスチナに現れたり。これほど有名ながら、正体がわかってないというのがスゴイ。展示そのままだとすると、かなりでかいサイズのアートや、やけに高い場所に描かれたアートもある。そういうものを気づかれずに描き、姿を消すという神出鬼没さも魅力なのだろうなぁ。というわけで堪能。

外へ出ると陽が落ちているのに、猛烈に蒸し暑い。いつまで続くのか。