東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『展覧会諸々/カレー等』

8日(土)。快晴の土曜。友人のおさむんが通っている写真学校の写真展があるということで、四ッ谷三丁目のギャラリーへ行く。行って気付いたのだけど、そのギャラリーは学校を改造して作られたものであり、場所としても良い按配。おさむんの写真は、すべて人物を対象とした写真であり、どれも街を歩くことでしか見つけることができない写真で、その場所で、その瞬間にシャッターを切ったということにすごさを感じる。それで、そんなことを会場にいたおさむんと話す。話の流れの中で、最近僕が気になっている写真家さんの話をすると、おさむんもその写真家のことが気になっていたそうで、写真集を買ったとのこと。僕も写真集を買いたい。写真家の名前は小島一郎。


四ッ谷から外苑西通り青山通り方面へ歩く。谷川さんがジョン・ルーリーの絵画展がワタリウム美術館でやっていると教えてくれたのでそれを観に行く。画によって画布/板/紙と使用するキャンパスが違い、当然それによって使用する絵の具も変わり、だから表出する表現が異なる作品が産まれる。鳥が多くの作品で描かれているのが興味深かったけれど、それよりも個人的に気になったのは、極めて抽象度の高い作品の中でも、しばしば木々や森だけは非常に緻密に描かれていることがあることで、その辺に何かジョン・ルーリーのこだわりがあるのかなぁと勝手に思ってみたりみなかったり。地下にある物販で思わず『FISHING WITH JOHN』を買ってしまった。なので、小島一郎さんの写真集はしばし我慢。


ワタリウム美術館から原宿を経て、副都心線で帰路。うまいカレーを作りたいと思い立ち、スーパーで新ジャガと新タマ、人参と豚肉を購入。個人的な好みもあり、人参とジャガイモはかなり細かく刻む。タマネギはじっくりと炒める。良い按配に茶色になってから刻んだ諸々を投入。ほどよく炒めてから、みそ汁を作ろうと思って昆布をいれて煮たお湯を思いつきで投入。灰汁をとりつつ丹念に煮る。嫁松からのアドバイスでチョコをいれろというのがあったので、近場にあったガルボを少々刻み投入。結果、これまでの人生で作ったカレーの中では上位に食い込むカレーが完成。1人悦に入りながら食す。