東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『10日と11日』

10日。朝、携帯に着信。仕事関連。時間を見ると朝8時。まぁ、これも仕方がない。それで、仕事の準備。電車に乗っているときに、スマホで3月10日であることを思い出す。

東京新聞のWEB記事。東京大空襲の資料館などで語り部として戦争体験を語るご高齢の方が、コロナによって語る機会が減っていることを危惧し、オンラインなどで語る場などを拡げているという記事を読む。そういう話をきちんと見たい。

とはいえ、ひとまず仕事。事務所作業。久しぶりに事務所にきたので、まずは書類の整理。それらを慌ただしくしていると、あっという間に時間が過ぎていく。

なんやかんや仕事をしていたら、あっという間に時間も過ぎていく。左肩と首がやけに凝っている。原因がわからない。帰宅して、筋トレしつつ。就寝。

11日。8時半起床。缶ゴミなどを捨てつつ、職場へ。電車。優先シートにご年配の男性が座っている。当然の権利だ。手には缶ビールを持っていた。しかもロング缶。朝からたくましい。優先シートで飲みながら揺られている。どこへ行くのだろう。

事務所で少しばかり仕事をしてから、午後は外へ。陽射しが暖かい。気温もやけに高い。出先での仕事を終えて、久しぶりに立ち食い蕎麦。そばつゆにすりごまをたっぷり入れて食べると美味しい。蕎麦湯も飲む。それからもう一つ、打合せ。打合せが終わってから少し雑談。

先日、ニュースになったとある事件について話をする。立場的な違いから見方はずいぶん変わる。個人の正義感で何か動くのは悪いことではない。が、当事者でないのなら、大っぴらに世の中に訴えかけなくて、当事者同士で向き合わせれば良いのではないか。事件に関して第三者やまったくの無関係な人たちが、もちろん、自分の意見を持つことは大切だと思うが、それを当事者たちに強いる必要はない。そういった行動によって、生じる余波も考えるべきところではある。もちろん、単純なことではないとはいえ。

この日は夜遅くまで仕事。自分が普段使う路線は終電間に合わず。JRで帰る。0時近くになるところだったけれど、人出は多く、お店も結構営業している。酔っぱらって楽しそうな人たちはマスクを外してワイワイしている。かつてのような賑わい。まぁ、全盛期に比べれば当然人の数は減っているものの。悪いことではないだろうが、仕事帰りの身には少々人疲れしてしまう。電車の中も酔っぱらって楽しそうな人が多い。ああ、JR。山手線。気が滅入る。目白で下車し、歩いて帰宅。夜もそこまで寒くはない。

家に帰り、ニュースになっていた気仙沼市鶴ヶ浦漁港の津波の映像を見る。

【動画】3ヶ月で1200万回再生… 当時15歳が撮影した津波の一部始終。東日本大震災から11年 (buzzfeed.com)

ゆっくりと海の水が港に入り込み、家や車、神社の鳥居を飲み込んでいく。その静かに、ゆっくりとあらゆるものが飲み込まれていく光景に言葉も無くなる。水が引いていき、家などが持っていかれるなか、警報とは別に、車のクラクションの音なのか、ずっと鳴り続けているのが耳に残る。

猫が優しく甘えてきてくれるのが有難い。