東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『四苦八苦』

朝、7時半過ぎに、目が覚めて朝食。8時前にインターホンが鳴る。隣の家との土地の境界の確認のための契約書を交わす。いろいろな契約があるものだと思う。印鑑を押すとき、シャチハタを持ってきてしまうと、それを業者の人が制する。「シャチハタは消えてしまうので」と。そうなのか。知らなかった。まぁ、契約書の押印をシャチハタでしようする僕も僕だけど。

それを終えてから、一息ついて、それから実家へ。兄が調整をしてくれた父の三回忌。少し早めに移動。強い雨が降る予報だったので兄と一緒に行こうと思いLINEをしたが既読にならず。忙しいのだろうと1人向かう。途中、コンビニに立ち寄った時、猛烈な雨になる。少しでも外へ出ると一気にびしょ濡れになるほど。少し様子をみてから家へ。と、すでに兄たちが来ていた。携帯を見てなかったという。

お坊さんが来る前に、家の掃除など。僕は本当に久しぶりに実家に来た。仕事で忙しくしていたというのは言い訳だ。兄が時々きて、掃除や草むしりなどをしてくれていた。三回忌の調整や、10月の納骨なども段取りしてくれており、申し訳ない次第。兄がつけたテレビはプロ野球中継を放送していた。そろそろリーグ戦も終わるころだという。壁にかかっている時計をみると止まっている。そしてカレンダーが2021年11月で止まっている。昨年、父の命日の時期に、親族で集まって法事をしたあと、しばらくしてから母が体調を崩し、病院に入った。それ以来、家はほとんど誰もいないまま1年が過ぎていた。

兄の娘たちは順調に成長していた。その子たちと少し遊ぶ。僕はおじいさんと呼ばれた。髭を生やしているからおじいさんなのだという。せめて「い」を抜いてほしいと言うと、きゃっきゃと笑う。娘の小さい頃に買った玩具で、2歳の姪っ子が楽しそうに遊んでいるのを見ると、こうやって年月は過ぎていくのだなぁと思う。

それからお坊さんがいらしてくれて、お経をあげてくれる。窓をあけて、外の空気をいれていたので、お経と共に、通りを走る車の音も聞こえてくる。お経を終えたあと、お坊さんの説話を少々。世の中はままならないことが多い。生(しょう)・老・病・死の四苦、そして、愛別離苦・怨憎会(おんぞうえ)苦・求不得(ぐふとく)苦・五陰盛(ごおんじょう)苦という苦しみも加えた四苦八苦が、あることは当たり前。それがある前提で、それでも日々を過ごしていくということが大事だという。

諸々終えて、兄を送り、一息。お腹が空いた気がして、途中で気になった埼玉タンメン山田食堂という、埼玉のうどん屋でおなじみの『やまだうどん』のタンメンチェーン店を見つけたので、そこへ。野菜大盛タンメン。つい食べ過ぎる。夜、雨は止んだものの、やや蒸し暑さはある。

お供えした果物などは置きっぱなしにしてもダメにするだけなので、もらって帰る。バッグの中から果物の甘い匂いがする。蒸し暑いものの、秋だなと思う。

帰宅して筋トレ。一息ついて、久しぶりにビールを飲む。