東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『雨が降ってきた日曜』

朝、少し寝坊して起きる。朝ごはんを食べて、ぼーっとする。娘はいつも通り起きていたようで、部屋でパソコンを見ながらゴロゴロしている。朝食を食べてから、掃除をして、いくつかメール。仕事のあれこれ。少しばかり気が滅入る。

一息ついてから、なんとなくお風呂に入ろうと湯を沸かし、入る。久しぶりにのんびり温まる。

それから散歩がてら、久しぶりに東京カテドラルへ行こうかとでかける。天気予報でもなんとなく雨予報だったので一応傘を手に。そこまで寒さは感じない。やたらといろいろな場所で道路工事をしている。年末に向けた予算のあれなのか、必要なものなのか、よくわからない。

久しぶりの東京カテドラル。信仰的なものは無いわけではありますが、建築的に好きなのと、この中でぼーっとしていると落ち着くので、たまに行きたくなる。考え方としては不謹慎だろうとは思いつつ。カテドラルの中は、無音で、といってもまったく音が無いかといえば、そういうことではなく、換気扇の音や、外を走る車の走行音、足音、何かが床のタイルに当たる音、など、音はしている。ただ、それらの音が鮮明に聴こえるほど、静かとも言える。その空間に身を置くのがなんとも心地いい。

目の前には大きな十字架がある。コンクリート造りなのに、不思議な歪みがある。意図的に作られた建築。ぼーっとする。携帯も離す。といっても意外といろいろなことを考えてしまう。仕事のこと。ああ、あれやらないと、みたいなこと。ただ、次第に考えることが無くなり、時々、眠くもなる。ポツポツと人の出入りがある。建物の中を眺めながら歩く人、静かに座って祈りをささげるひと、それぞれ。目を瞑る。ふっと意識が途切れたような気がして、また目を開ける。ぼーっとする。いつの間にか、さっきまで考えていたあれこれのことを考えないようになっている。

外に出ると、雨が降り出していた。傘を持ってきて正解。歩き出すと、一気に肌寒くなっていた。工事はそれでも続いている。雨を受けながらの仕事は大変そうだ。

ふと、近くに小さな図書館があることに気づき、ちょっと立ち寄る。残念ながら椅子やテーブルが限られた分しか無く、ちょっと狭い図書館だったので、少し棚を物色するだけ。本を返すのが面倒で、あまり図書館は利用しないのだけど、1冊借りて、それをじっくり読み、読み終わったらそれを返して、また次の本を借りる、みたいな生活も楽しそうだなと思う。

小さい図書館で、そこまで人はおらず、働いている人たちものんびりしている。本を読んでいる方もいて、そういう働き方もうらやましい。そういえば、以前、図書館で働きたいなぁと思ったことがあった。

雨はいよいよ強く、どこにでもあるチェーン店のカフェに入り、仕事をしたり、日記を書いたり、読書をしたり。

それから買い物をして帰宅。筋トレなど。夜、窓の外に猫のどじょう。窓を開けるがやはり入っては来ないでそのまままた遊びにでかけてしまった。