東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『春の風が吹いている』

事務作業諸々。それから仕事で新宿へ。昼ご飯を食べれてなかったので、新宿のラーメン屋に入る。海外からの観光の方がたくさんいらっしゃり、自販機型の券売機に苦戦をしながらメニューを選んでいた。個人的に食べ慣れているラーメンという食べ物は、海外の方からすると珍しいものなのだろうか。

それと、関係なく、カウンターの横に座っていた同世代の日本の男性の、食べ方が少々下品で、スマホを見ながら、やけに音を出しながら麺をすするのが不快で、普段はあまり気にしないのに、妙に気になった。とりあえず、食事しながらスマホ見るなと言いたい。

それから、仕事でとある映画館へ。映画について、20代の方がいろいろと話をするのを聞いていると、その頼もしい姿になんだか眩しくなる。以前に、何かのテレビだったか、「流行はどんな時代も若い世代が作る」というようなことを語っているのを見た覚えがあり、新しい何かや流行りのものに懐疑的になってしまう場合、それはきっとこちらがずれてしまっているのだと認識すべきだとかそういう言説だった。諸手をあげて肯定すべきかはわからないけれど、この日の光景を見ていると、そういうものかもしんないなぁと思ったりもする。若い方の1人が、「今日、この映画館に来るとき、心地いい追い風が吹いて背中を押してくれて、とても気持ちが良かったです」とおっしゃっていて、それもまた良いなぁと思えた。

諸々故あって、新宿からJRで池袋へ。池袋から歩いて帰路へ。帰り道、やや強い風が吹いて、すっかり新緑になった木々を揺らしていた。ああ、こんなおっさんの背中も押してくれているのかなぁと思いつつ、帰宅。