東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

どのようにしつけるか

今年は台風の当たり年なのだろう。こういう言い方は、僕が台風の影響を受けてないから口にできることなのかもしれない。被害を受けた方には深刻な問題だ。

昨日の報道ステーションで四国を直撃した台風のことをやっていたが、あまりの被害に閉口。自然の災害は、これはもう運だ。被害にあうかあわないかを分かつのは運だけだ。こればかりはどうしようもないものの、死者も出ているのだし、なんだかやりきれない。あと、これは考えると怖いのだけれども、この前Iさんを車に乗せていたときに、Iさんが「最近東京のところどころで硫黄の臭いがする」という。それはただの勘違いかもしれないし、硫黄の臭いがしたくらいでは何が起きるとかではない。ただやはり忘れてはいけないということだ。この国は地震大国だし、関東は50年以上大地震が来ていない。考えすぎとは言い切れない。もはや「まさか」ではない。

それにしても報道ステーション。台風のレポートのあとに、キャスターの古館がまだ思わせ振りに「次の映像を見てください」というので見てみたら、卓球の福原愛選手の映像が写った。福原選手がピンポンをしている。ゲームをとるたびに「ヤー」だか「シャー」だか言っている映像が続く。何があったのか?そういえば今日も戦うのか。確かベスト8だかなんだかだったかもしれないな。トップニュースの次にくるとはどういうニュースなのか。すると古館は言う。「はたして福原選手はなんと言っているのか」。一瞬冗談かと思った。何を言い出すんだこの人は。「今、この話題で巷は大盛り上がりですからね」と古館は続ける。つまりあの「シャー」だか「ヤー」だかが実際のところ何といっているのかという話題だ。最後には「このことについて情報がある方はご連絡ください」ときた。どうだっていい。本当にどうだっていいよ。そんなこと。まぁ気になってたけど。

で、リーディングの台本が進まない。それというのも役者探しが難航しているから。その中でも気が滅入っているのは、ある方から、なんだか着信拒否のようなことをされているから。一度お誘いしたら「考えておきます、今度連絡ください」といわれたので電話をかけたら直接留守番電話につながった。仕事中かと思い後日かけたらまた留守電。で、もう一度かけたらコールが3回してからガチッとなって留守電になった。これって確か向こうが電源ボタンか何かを押したら起こる反応ではないかと思ったけれど、誰かと会っている時や電車に乗っていると僕もするから、まぁそういうことかと思った。で、折り返しがくるかと思いきやこない。次にかけたらまた留守電。もう時間がなかったので留守電にいろいろ入れる。でも返事が来ない。で、またかけたらやはり3回目でガチッとなって留守電へ。なんだか着信拒否だ。少なくとも向こうには僕からかけているという情報は行ってるはずだし、おのずとかけている理由も分かるはず。でれないとか出たくないというなら仕方がない。別に無理に誘おうとは思わない。だけど電話まで拒絶することないじゃないかとは思う。電話に出てはっきり断ってくれれば良いのに。なんだか俺がすごい悪いことをしているような気分になる。変に気まずい。まぁ向こうには向うの都合もあるんだろうけど。そういうことがあり何だか気が入らないでいる。

で、まったく関係ないけど、ブタはかわいいと思う。突然何を言うという感じだけれども、飼うならブタがいい。まぁ特に飼う予定はないんだけど。最近ペットのことを考えていて、そう思っているわけで。そんなこんなで、偶然昨日『ダイスキ!ミニブタ』(東邦出版)という本を読んだ。文字通りミニブタについて書かれた本だ。本といっても絵本のような形で、かわいいミニブタの写真やいろいろな情報が載っている情報誌のようなもの。ミニブタを飼うためのアドバイスも書かれている。中でも惹かれたのが「しつけ」の項だった。ブタはあんなナリに似合わずクールで喜びを表現するとき、その動作が微妙であるそうだ。その僅かな変化を飼い主は察知してほめてあげるのがよいらしい。なるほど。で、さらにすごいのがしかり方。この本に書かれた叱り方を引用する。

「叱るときはこのうえないほど叱ってください」

いきなりこうきた。これにはちょっと笑った。このうえないとは表現で言うところの最上級だろ。すごいな、いきなり。で、その後に著者のいわゆる「このうえない叱り方」が書かれているのだけれども、これがまたすごい。

「鼻を痛いくらいにつかみ、体の上にのり、自由を奪います。そして抵抗しなくなるまで押さえてください」

すさまじい。これが人間の子供の躾なら、いささか問題になる気もする。何せ自由を奪うわけだし。ともかく確かにこのうえないほど叱っている気がする。さらにこう付け加えてあるのが、ナルホドと思わせる。

「ただし、叱るときに名前を呼ばないでください。名前を呼んで叱ると、名前を呼ばれたら叱られると思って、警戒してしまいます。」

なるほどなぁ。これはミニブタに限ったことではないんだろうけど、ためになるアドバイスだ。他にもこの本にはミニブタに触れれる関東周辺のスポットが紹介されていたり、バランスを考えたえさの提案があったり、一体どこの人達かは不明だけれども、ミニブタを飼っている友の会の紹介まで掲載されていたりとバラエティ豊富な内容だ。ミニブタを飼っている飼い主からの悩み事で面白かったのがこれ。

「家族以外の人や犬を見たら、噛むので困っています。」

それは確かに困る。それにしてもミニブタってやつは噛んだりするのか。まぁ元イノシシだし、噛むときは噛むんだろうな。ミニブタの道も奥が深い。たまたま偶然手に取った本だけど、とても面白かった。こういうおかしな出会いからいろんなことが始まる。