東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

東京ミレナリオ

■ 昨日はクリスマスイブだったわけだけれども、僕は東京駅にいたのだった。

■ 東京駅丸の内口はかなりの人がいた。それは24日から開催される東京ミレナリオというイルミネーションイベント(http://www.nifty.com/millenario/flash/index.htm)を見るための人なのだろうけれども、公開初日のうえに、クリスマスイブとあって尋常じゃなかった。

■ で、そこに来たのは映像を撮影するためだった。4月の芝居用の映像。この前は秋の紅葉風景の撮影だったが、今回はクリスマスのイルミネーションに溢れる街の映像。東京のいたるところがクリスマスのために装飾されているので、今回の撮影はどこで撮ってもよかったのだけれど、一緒に映像を撮るOさんと話しているうちに「じゃあ、東京ミレナリオで」となってしまった。僕の稽古の都合もあって昨日しか空いている時間がなく、東京駅に行ったが、それにしても驚くほどの人の群れだ。

■ 比較的空いている場所で、少し撮影をしてからメインロードに向かったが、ここがただ事じゃない。イルミネーションが施されている入り口まで向かうわずか100メートルほどの距離に人が溢れてちっとも前に進まない。大袈裟ではなくその距離を20分以上かけて進む羽目になった。

■ それはそれで確かにイルミネーションはピカピカしてきれいだったものの、寒い最中、ずっと立っていてすっかり体が冷えてしまった。とりあえずいろいろ撮影。Oさんがことあるごとにカメラを回す。そうなんだよな、撮影しているととりあえずいっぱい撮りたくなるんだよ。単純に面白くて。でも結局同じような絵ばかりになってしてしまう。紅葉を撮った映像も15分以上あるはずだし、今回も同じくらい回している。これからも季節ごとのいろいろな素材を撮るだろうけど、おそらく芝居で使うのはどんなに長くても2,3分だ。ほとんど使われない。まぁでも楽しいんだ。撮影はいつだって楽しい。

■ その後、近くの喫茶店で芝居のことの打ち合わせ。というのも劇場費が思ったよりもかかりそうだからだ。お金だ。やはりお金の問題だ。嫌になるな。僕もOさんもお金のことにまったく疎く、どうしたものか呆然とする。困ったもんだ。

■ そういえばミレナリオの会場を歩いている時に、「やはりミレナリオ饅頭とか売っているのかな」と冗談半分で話していたら、売店ミレナリオカステラとか饅頭が本当に売っていた。他にもストラップやよく分からないバッジもあった。便乗にもほどがあるな。なんでイルミネーションと饅頭なんだ。その組み合わせはなんなんだ。

■ そうやって2004年は暮れていく。