東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

埼京生活『変わりました』

■ というわけで、ブログのタイトルを変更してもらいました。正直、前から『マツケン〜』とつけたタイトルが恥ずかしいといえば恥ずかしかったわけで、まぁかといってタイトルを変えるっていうのはブログ制作上の諸事情でなんだか大変なんだろうなぁと漠然と思っていたら、どうやらかなり簡単らしく、ならば変えてもらおうかと昨日A管理人にお願いした。


■ 誤解とか名誉とかのために書くつもりではないけれど、マツケンというのは例のサンバを踊る人の影響ではありません。そんな直球で見ず知らずの人様にいろいろさらけ出すのはあまりよくない気がする。以前、大学時代に北海道にいたころ、安田顕という北海道のテレビ・ラジオを拠点に活動しているタレントがおりまして、その人のあだ名がヤスケンだったのであります。で、僕の友人のYしゃんによるとこのヤスケンと僕の顔が似ているとのこと。眉毛の濃いところや、全体的に濃いところや、醸し出すやられキャラのオーラなどといった「そんなに似ていても嬉しくない部位」に共通点を見出したらしく、いつの頃からかYしゃんやその周りの数名の方々が僕のことをマツケンと呼び始めたことがきっかけでした。これはマツケンサンバのブームよりも前のことです。まぁとはいっても松平健さんは当然ご活躍の真っ最中で、すでにファンの間ではマツケンと呼ばれていたのでしょうが。


■ A管理人が管理しているホームページのBBSに日記のようなものを勝手に書き始めたとき、BBSの都合上名前とタイトルを入れなくてはいけないので、僕は本名で「修業日記」と書き込んで、日々ツラツラと書き続けておりました。するとA管理人が有難くも別枠を設けてくれたのでした。恐縮だなぁと思っていたら、そのタイトルに「マツケンの修業日記」とつけられておりました。僕はただ「嗚呼」と小さな吐息を漏らしました。


■ まぁ、この辺はそれぞれの「よかれ」の集積なわけで、別に構わないと思いました。結局どんな由来のマツケンであれ、知らない人が見ればそれは『マ』と『ツ』と『ケ』と『ン』という文字の集合体なわけで、それに今現時点でそれぞれの方が持っている情報と照合してみると大半の人にはサンバが浮かび上がるのは必然。そっちのマツケンじゃないんだと叫んだところで無意味に等しい。それに名前が松瀬研祐なわけでマツケンだと言われて「違う!」と叫んだって実際「違わない」という事態ですし。


■ ただ、まぁ恥ずかしさ以外にマツケンというものに抵抗があったとしたら、それは自分という主体がそういう匿名性に埋没されてしまうのではないかなというところ。大袈裟にいうとマツケンという匿名を隠れ蓑にして、無責任な態度でこういうものを発信してしまっているのではないかなということです。


■ これは人による考え方の違いなので、いろいろな考え方があると思いますが、僕はこういった匿名で発信することが可能なネット上でも、出来る限り実名でモノをいい続けたいと思っております。意見を言う代わりに僕という一人称をきちんと明記する。それが、こうやって何かの意見を発信する際の、一つの責任の取り方だと考えております。かといって実名を公表しない形を否定するつもりはないし、受け手としてネットに書かれているいろいろな文章を読んだとき、書いている方のことはハンドルネームしか分からないというものであっても、とても刺激を受ける文章やブログなどは多数あります。それぞれその人なりの責任の取り方があって当然だと思います。とにかくそれぞれの責任の上で書かれた文章はどんなものであれ、僕には刺激的であります。誹謗中傷や面白半分だけで場を混乱させようとする文章は醜いだけです。そういうものが全て同一平面状に羅列されるインターネットという世界はある意味で平等だと思いますが、そういった一面の平等の中から、自分がこれだと思うものを選び取っていくということこそ、「観る側の責任」なのだと思います。今後、いろんな分野でこういう「受け手の責任」は大事になってくると思うし、僕はそうやって責任をもって発信して、責任をもって受容していくための「文章」や「目」、「考え方」を養うためにもネットというのはとても素敵な「修業の場」だなと思っているわけです。だから僕は僕という一人称で発信して、僕という一人称で、自分に必要な文章を選び取っていきます。


■ 話が幾分逸れてしまいましたが、とにかくタイトルを変えさせてもらいました。即座に変更してくれたA管理人には感謝です。タイトルに関しては、以前、古本屋で本を物色していた際に「パリから月まで」というタイトルの本が目に留まり、そのフレーズがずっと心に残っていたので、そのタイトルを使わせてもらいました。月が大好きです。特に内容自体に変化はないのですが、松瀬研祐という26歳の埼玉在住の男が発信しているこの日記のようなものに何かしらの興味がある方は、引き続き読んでいただけると幸いです。


■ 昨日のことを少々。夜勤明け、高円寺へ行く。芝居を観るため。せっかく高円寺へ行くのだからいろいろなところを散策したいと思ったのだけど、どうも気乗りせず。まだ体調が完全ではないからか。昼飯を食べて、芝居を観たら早々に引き上げる。で、池袋へ。昨日は芝居のハシゴ。仕事場で親しくして頂いている先輩と池袋駅前で待ち合わせをして江古田へ向かう。観劇。その後、江古田の和民で先輩と飲む。最近は映画ばかり観て芝居を観てなかったけど、芝居もやはり面白い。もっと観たいと思う。そういうわけでいろんな意味で元気が湧いてきた。電車に揺られながらなにかせにゃなぁと思った。で、思い立ってブログのタイトルを変えてもらった。気分転換といいますか、なんかそういったアレで。とにかくそうやって梅雨の休憩のような晴天だった昨日は終わりました。