東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

埼京生活『ビッグイシュー』

■ 10日(日)の深夜にフジテレビの『NONFIX』で『路上の未来~「ビッグイシュー」とホームレスライフ』の再放送がやっていたので見る。ビッグイシューの日本での販売に携わっている方がビッグイシューを単なるホームレス支援の事業ではなく、「ホームレスはビジネスパートナーなのです」と語り、ビジネスとして捉えている姿勢にもっともだなぁと思う。


■ どういういきさつでホームレスになったのかは他人の僕には知る由も無く、大変そうだなといった同情心ならばいくらでも抱けるが、そんなものは1円の価値にもならない。そればかりか失礼に値すると思う。そもそもホームレスを不幸な立場と決め付けることも、そうじゃない立場に立つものの偏見でしかない。


■ 募金活動やボランティアのホームレス支援をやっていない僕がしていることは、ビッグイシューという雑誌に読みたい記事がありそうなときに買うことだけ。つまらなそうなときは買わない。それはある意味で当然。殺伐とした関係を作りたいわけではなく、それでもアカの他人同士を結ぶものは、純粋な資本関係のはず。いいものを提供する。その対価としてお金を払う。それは僕が芝居を作るうえでも当然のこと。


■ 僕がやる芝居にバンドで参加していただくIさんから何かと電話をもらう。芝居に関すること。それは音楽のアイディアだったり、はたまた台本に関する注文だったりする。「いろいろ積極的に言っていくから」とIさんは言ってくれたが、それはこちらも歓迎。おそらくいろいろなところでぶつかっていくだろうけど、そうすることで自分だけでは気づかなかったことも見えてくるだろうし、一つの作品にいろいろな要素が混ざっていく方が楽しい。音楽だけでなく、映像が加わり、役者が加わっていくことで、一つの芝居にいろんなものが混ざっていく。それはきっと僕一人で考えたものよりもずっと面白くなるはずだ。