東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『旅館と夏芙蓉2』

夏の花

■ 自転車でいつも通る道を走っていたらきれいな花が咲いていた。デジカメで撮ってみる。あまり花の名前に詳しくないから判らないのだけど、これは夏芙蓉ではないか。夏の日差しの下に咲いているその花はとにかくとてもきれいだった。


■ 日中、荻窪の町をぶらつく。古本屋を覗いたり、きままに散歩したり。下駄を売っている店を見つけて、思わず草履を購入。さっそく履いたら鼻緒が擦れて足が痛くなった。くじけず履き慣らしてやる。


■ 夜は徒花の『百景荘』という芝居を観劇。西郊というとても素敵な旅館の中の部屋での公演で、劇場でやるのとはまた異なる魅力があった。ご覧になっていない方には判らないのだけど、中庭につながる縁側は襖があって客席から奥が直接見えないようになっているのだけど、舞台上にある鏡台に奥の方が映るようになっていて、直接観るのとは異なる効果を発揮して、その仕掛けの使い方がとてもよかった。舞台上が見えない廊下からの登場はきっかけが難しかったのではないかと想像するのだけど、それでも役者のではけは多く、旅館の中にある中庭も効果的に使っていて、この旅館でないと作れないお芝居に仕上がっていた。作品も舞台もとてもよかった。

■ 観劇後、たまたま芝居を観に来ていた友人のYさんと『荻窪ホルモン』という居酒屋で軽く飲む。レバ刺しとかトントロ串とかがすごく美味しかった。


■ 24時半帰宅。終演後に空を見上げたら月がはっきりと見えていたのに、地元の駅に戻ったときには雲が覆っていて月がみえなかった。今夜は少し蒸し暑い。