東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『出会いの縁』

■ 縁というものはどこかでいつかつながるものなのかもしれない。以前知り合いが出ていたのが縁で観たことがあるお芝居に参加していた役者さんに今やっている仕事に参加していただくことになった。こうやって自分の仕事に、どんどんいろんな人に関わってもらえるようになったらいいなと思う。当然、今の仕事において僕の地位というやつはものすごく低いところにあって、何かの主張が通る率というのは少ないのだけど、今回みたいに自分が出した提案が通ることだってあるのだ。


■ 幸運にも、僕はこれまでにいろいろな人たちと関わることが出来たわけだし、特に役者さんとの出会いというのはそこそこ多い気がする。僕が出会った魅力的な役者さんたちに僕が関わる仕事に参加してもらえるというのは、これ、すごく面白い。ただ、ここが馴れ合いになってはならない。もっとシビアな関係が築かれる必要はある。それは別にこれがビジネスだからではなくて。もちろん、これはビジネスなんだけど、そういうところで割り切って関わってもらうのは嫌だし、もったいない。もっと創作という点において、お互いのニーズというか、『これぞ』というものが合致するときがあるはずで、そういうタイミングで何か一緒に仕事ができるとしたら、これはすごくいいのではないか。まぁ、それだけでなく、なにかがどこかでつながっていけば、それがまた別の何かとつながっていって、どんどんと面白い方向に進んでいくのではないだろうか。今回はその足がかりって言い方はアレだけど、なにかこの仕事に対して自分なりのアプローチの仕方が見つかった気がする。


■ 今日の空日記。少し暑さが戻った1日。昼に仕事場の近くを歩いていたら、杖をついてとてもゆっくりと歩くおばあちゃんが前方に。僕はあっという間におばあちゃんを追い抜いてしまった。歩く速さは人それぞれ。あのおばあちゃんのようにゆっくりと歩くことで見える風景があるのだろうし、それはきっと僕の歩く速度で見える世界とは違うものなのかもしれない。僕の歩く速度はいつの間にか速くなりすぎているのではないか。