東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ビル・ヴィオラ』

■ 祝日。昼くらいまでゆっくりしてから六本木ヒルズへ行く。六本木はなんとなく遠い。電車で行くと乗換えがどうもめんどうくさい。六本木ヒルズは特に気分的にもどこか遠さを感じる。


森美術館でやっている『ビル・ヴィオラ:はつゆめ』を観にいく。作者の思想が手段として現れていると思う。前半の展示物は作品それ自体の面白さもあるけれど、観る側が作品を観るために行ったり来たり動かなければならなくなっていたりして実験性が高く、観客も含めたその展示物が置いてある空間自体が何だか面白い。中盤の喜怒哀楽を扱った展示は、手段としての面白さは感じるもののどこか入り込めなかった。そこに演技者の存在が大きく関わっているからではないか。まぁ、好みもあるのだろうけど。僕のお気に入りは「四人の手」という作品。なので、ポストカードを購入。



森美術館の入場券を購入するとそのまま展望台にも入れる。森ビルの52Fから見る東京の夜景。明るいなぁ、東京は。そして東京タワーの目立つこと。この灯りの下にどれほどの人が生きているんだろうと考えると途方もなさ過ぎて力がぬけてくる。



■ 帰りに池袋のリブロに。今日気付いたのだけど、リブロも22時まで営業している。リブロは駅から続く地下通路を通れば外に出ることなくそのまま店に入れる。こりゃあ、有難い。ジュンク堂もあるし本には困らない街だぜ、池袋。『真説ザ・ワールド・イズ・マイン』の3巻がどこにも置いてない。くそう。で、悩んだ挙句、大西巨人原作の『神聖喜劇』の漫画版1巻を購入。原作を読んでないうちに漫画を読むのはどうだろうと手を出していなかったのだけど、読んじゃえと思ってしまった。気分でころっころ変わるな、しかし。