東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『soraや園児やおじさん』

■ 家に帰ってから、洗濯をしつつ、夕食の用意を自分なりにてきぱきとこなしていると、そういうところのまめさみたいなものが、自分の無難さのようにも思えてくる。


■ 職場の先輩が幼稚園の年長の頃に、モノマネをしながら高橋真梨子の「桃色吐息」をうたっていたのだという。その年にしてそのチョイス。さらにその頃に友人たちと幼稚園の帰りにうたっていた歌が「酒よ」なのだという。まさかの幼稚園児と吉幾三の組み合わせ。しぶさ爆発の園児だ。


■ 今日の空日記。雨微妙に降る空。たまり過ぎたので洗濯物を洗う。曇り空VS洗濯。仕事帰りに駅から家に向かって歩いていたら自転車に乗った40代後半くらいのおじさんが向こうからやってきた。不意に道路の真ん中で自転車を止めると、おじさんは落ちていたポテトチップスの袋を踏んだ。その後、何事もなかったかのように自転車に乗り、自転車を漕ぎながら何かを探すように辺りを見渡しながら走っていった。危ういバランス感覚を保って漕ぐ自転車。おじさんが何を探しているのかよく判らないだけに、僕の中で様々な想像が働き、眼が離せなくなる。家に帰ってから石川寛監督『tokyo.sora』を鑑賞。何度も出てくる東京の空の画は、監督が絶対にこういう画がこのシーンでは撮りたいと思って、その画が撮れるまでなんどもカメラを廻して撮った映像なのだろうか。それともたまたま撮影した日の空がああいう風に雲ひとつなく晴れたり、灰色の曇り空だったりしたのだろうか。